ヘイターのレビュー・感想・評価
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主人公がヘイトのカリスマになっていく
ネットフリックスオリジナル映画
ポーランドの映画らしいが
政治的に反移民、反イスラム的な価値観が大きくなっているのかなと感じるところがある
主人公が論文の盗用によって
大学除籍になったことがきっかけで
いろいろなことが重なり闇落ちしていく映画
初めからに主人公は狡猾で行動力がありストーカー気質がある
主人公は奨学金を支援してもらった夫婦の娘に
恋愛感情があるようだが
話が進むにつれて
最後まで恋愛感情があったのかどうかはわからない
ひょんなことから
インターネットで特定の企業などのイメージ操作を行う仕事につくが
ヘイト行為を駆使して頭角を現していく
主人公がガールフレンドに
大学除籍になったことを正直に話すと
彼女とその家族から突き放されたことで
闇落ちが加速している
ヘイト行為が政治のところにも入ってくる
市長選挙でリベラル的な価値観をもつ政治家のところで
ボランティアとして働く傍ら
ヘイト行為をし、市長のイメージを落とそうとしている。
敵対する候補者にも近づくなど行動力も高い
この政治家はLGBTらしいが
そこまでオープンにしていないところが驚いた
ポーランドではLGBTはオープンにしているイメージがあったからだ。
排外主義の動画配信者にたいして
オンラインゲームを通じて行動をたきつけることまでしている
男なのにアバターを女キャラにして近づくのは戦略?
最後にはその動画配信者に
武器を渡してテロ行為を勧めることで
選挙の集まりで銃撃事件が起こることになる
その描写が生々しく感じたので苦手な人は気を付けよう
主人公は銃撃事件で犯人に立ち向かい
大けがをしたが英雄として扱われる
その後、「実は黒幕では?」と疑いをかけられるが
逃げ切れるのは最初の論文盗用を追求されたところと対比している?
最後のほうには
もはや主人公は思想とか関係なく
大きな「事件」を起こすことが目的になっている気がする
それで自分や周りの人が傷ついても関係ない感じ
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