「7.0です。満点超え。」アイの歌声を聴かせて 休憩王さんの映画レビュー(感想・評価)
7.0です。満点超え。
私などがレビューできる作品ではありません。あーだこーだとアラ探ししたり分析する気がまったく起こらない。本当にいい作品を作っていただいて、感謝でいっぱいです。
私は滅多なことで感動しないけど、これは参りました。2回目は結局観にいかなかった。必ず泣いてしまうから。一度目は不意をつかれて目頭が熱くなり、背筋に電気が走ったが、ギリギリ落涙をこらえた。でも次は無理だろう。DVDを予約したので、家でひっそりと号泣しよう。
予告編を見る限り、究極超人あ〜るのようなドタバタ学園コメディーを想像、期待して観に行きましたが、すっかり騙されました。いや、全編を通してその期待は満たされました。その上にさらにすごいものが乗っかっていた。出てくる登場人物全員に感情移入ができる。自分が彼らとともにそこにいるかのような錯覚に陥ってしまい、スクリーンのこちら側にいる感覚が失われる。
そしてすべての伏線が一気に回収される問題のシーン。感動に打ち震えながら、自分の想像力の薄っぺらさに愕然とする一瞬でもありました。私がストーリー展開をこれっぽっちもよめなかった数少ない映画でした。
超シリアスでドキドキするクライマックスから思わず声をあげて笑ってしまいそうになったラスト。感動したまま投げ出されなくてよかった。アニメはこうでなくっちゃ!ああ、いいもの観た、と笑顔で席を立つことができました。
アニメ、実写ひっくるめて、私が半世紀に渡り観てきた映画の中でダントツのナンバーワンです。DVDをずっとかけっぱなしで生活したい!そういう映画です。
人により捉え方は異なりますが、少なくとも楽しくないと感じる人は非常に稀だと思われます。
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