「評価が高い理由を聞かせて」アイの歌声を聴かせて サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
評価が高い理由を聞かせて
元々見る予定は無かったが、評価が高いので鑑賞することに。アニメは苦手で、未だにジブリ系はほとんど見ていないし鬼滅だとか呪術だとかそういう流行りも一切見ていないので、本作もそこまでハードルは上げすぎず。でも、★4.1は期待しちゃうよね〜。
え?なんで★4.1なのこの映画?
これで泣けてしまうの?意味わからない
別に面白いんだけど、ここまで評価高いのには理解できませんでした。
とある事情で転入してきたシオン(土屋太鳳)は、クラスで孤立しているサトミ(福原遥)に「今、幸せ?」と声をかけ歌を歌い出す。シオンは運動も美術も学力もずば抜けているが、彼女には秘密があった。
キャラクターは色濃く、愛おしい。
感情が変化していく様や親しく触れ合っている姿は見ていて微笑ましいし、単純に青春ものとして面白い。特に、トウマが個人的にはめっちゃ好き。工藤阿須加、声優向いてるじゃん。
ちょっとした伏線回収みたいなのは、これが伏線となるんだろうなぁってのは想像できるけど面白みがあるし、CGのクオリティの高さに初っ端から圧倒されるし、テンポの良さは快適で非常に見やすかったり、とこうみれば割と悪くない映画。
ただ、違和感が最初から最後まで解消せず、エンドロールを見てようやくわかった。
土屋太鳳、あんたか!!!笑
元々私はこの人の演技があまり好きじゃないんですけど、今年は「哀愁しんでれら」「ヒノマルソウル」で意外といいじゃんと思っていたんですよ。でも、やっぱり声だけ聞くとすごくキツイ。苦しそう。このシオンという役には合っているのかもしれないけど、上っ面な感じで歌も話し方も何も響かなかった。
他にも違和感は大量に。
AIの魅力とかさ、素晴らしいさとかさ、無情さとかさ、全然綺麗に描けてない。今年は「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天かす学園」がAIをテーマに完璧に映画を作りあげていたから、それもあって本作は大幅に劣って見える。丁寧なようで雑。終わりよければすべてよし。どこかで同じような言ったことあるな。あ、「そしてバトンは渡された」か。お涙頂戴にまんまと泣かされてしまうのか、日本人は...。
んー、冒頭からの引きが弱かったのかな。
ノリに乗れず、冒頭20分で取り残されたような気分になってしまった。つまらないとまでは言わないけど、不完全燃焼だし特出していい所もなかったような。。。
街中が上白石萌音が出ていたSociety5.0の紹介映像みたいだった。こうなっちゃうのかな、世の中。リモコンどこ行った!って会話が無くなるのは嬉しいような寂しいような...笑