「AIの近未来がリアルに感じられた。」アイの歌声を聴かせて 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
AIの近未来がリアルに感じられた。
ぱっと見で生物か人工物か分からない程のロボットができるのは、かなり先の話だと思うんだけど、それ以外は凄く現実味があった。誰かを幸せにする命令をされたAIが使命を果たす為に自分で考え、行動をする。単なるロボットじゃなくてAIロボの目指す所はそこにあるよね。
主人公の女子高生はある事件をきっかけに学校の嫌われ者になり、友達がいなかった。そこに母親の作ったシオンがテストの為にやってくる。ポンコツと思わせるシオンの行動によって友達ができて、彼女の気持ちが変わっていきます。何度も繰り返されるシオンの言葉「さとみは幸せ?」幸せの定義がわからないから本人に確認するしかないもんね。友達のみんなもシオンがロボと知っているのに、友人として付き合うようになります。マジでそんな時代がくる気がしてきました。会社の出世競争は無くならないでしょうが、勝手に行動するロボはちょっと怖い気がするのも分からなくはないよね。最後はシオンの身体は無くなってもデータが残っているので、存在している事になる。人類が滅んだ後はロボの時代が来るんだなぁ〜って想像しちゃった。大好きなウォーリーの世界かい!
それにしても土屋太鳳ちゃん頑張りました。声優で主役&ロボ&歌いまくり、全て完璧でした。
これ傑作アニメだと思います。笑って泣いて、とっても楽しかった〜。
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