「もし仮にコロナ禍前にこの作品が上映されてて、自分がこれを観たら「温...」アイの歌声を聴かせて 増駄堂さんの映画レビュー(感想・評価)
もし仮にコロナ禍前にこの作品が上映されてて、自分がこれを観たら「温...
もし仮にコロナ禍前にこの作品が上映されてて、自分がこれを観たら「温いっ」という感想で頭が一杯になってしまったかもしれない。
五十路半ば過ぎのおっさんからすると、前半の「若者わちゃわちゃ」のシーンが観ていてとても気恥ずかしく、
「これがイブの時間の監督?」と疑ったかもしれない。
我が家は2kの借家なんだけど、スマートスピーカーが14個あり、ほとんどすべての家電は音声で操作できる環境なんだけど、そういう人間からこの作品を眺めると妙なリアリティーを感じたり、感じなかったり…。
僕は入場料分楽しめたら「映画はそれでよし」と考えるようにしている。
そういう意味で評価は星四。
大人目線で冷静に考えると、この映画のAiはとんでもない独自進化をしてしまってて、実に怖いし、危険な存在でもあるけど、最初に「お願い」をした人がとても良いお願いをすると、確かにこういう結末にもなる。
作中の大人たちもこのAiの進化を危険視しているような描写もあるけど、それとは関係なく主人公一派が前向きなんで「それもアリ?」って錯覚しちゃう。
僕の場合はコロナ禍で心が疲れている最中に鑑賞したので、とても楽しく受け止められた。
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