配信開始日 2020年10月14日

「ファンとしては」BLACKPINK ライトアップ・ザ・スカイ Minaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ファンとしては

2021年9月25日
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幼少期から映画や車に興味を持っていた私が更にハマったのがK-POPだ。中学生になるタイミングで「少女時代」や「KARA」を好きになり、今では映画、車、K-POPの生活が当たり前になっている。そんな中人生初のファンクラブに加入したのが、2015年デビューの9人組ガールズグループ、「TWICE」だった。グッズやアルバム収集に勤しみ、部屋が大変な事になっているが、この様に1つのグループに注力している場合でも、他グループの情報も必然的に入ってきてしまう。そこで、この「BLACK PINK」に出会ったのである。
デビュー曲、「WHISTLE」を聴いたとき、鳴り響く重低音、個性的なボイス・・・一回で虜になった。彼女たちこそコンサートで体感すべきグループだと感じた。そんな彼女達を描いた本作は、ワールドツアーやカムバックの舞台裏、デビュー前のあれこれを80分で丁寧に描いている。グループとしての風景も多く描かれているのだが、ジェニー、ジス、ロゼ、リサそれぞれの物語も短い尺ながら描かれているのも好感触だ。曲調的にもクールな印象があり、「TWICE」とは全く方向性の違うグループであるが、本作では共同生活をしている寮での一幕や、皆で同じ鍋をつつく場面もあり、「素」の彼女たちを見れる。その辺はどこか安心してしまう。普段も「V LIVE」等で見せてくれるが、舞台上の真剣な眼差しから一変、穏やかな表情になる瞬間がどこか心地よい。
また、NETFLIXらしく、カメラワークが個性的であり、ドキュメンタリーっぽくないドキュメンタリーに思える。これから先この感じで他グループも描いて欲しい。

Mina