「科学者とはこういうものなのか。」映画 太陽の子 ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
科学者とはこういうものなのか。
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この映画は、実話だという。日本も原爆を作ろうとしていたとは全く知らなかった。それができれば戦争が終わる、すごいエネルギーが手に入り、戦争も無くなるのだと言っている。研究者とは恐ろしい。
ひたむきに研究を続ける彼は、とても純粋ではある。
ただ、感覚はどうなのだろう。原爆が落ちるかもしれない様子を観察すると言って比叡山に登るなんて、普通の人間とは違う。原爆投下後の広島の町を見て、これを作ろうとしていたのかと呟いた時、自分のしてきたことの恐ろしさに気づくのかと思ったけれど、そうではなかった。
戦争は終わっても科学者は研究を続ける。
その結果はどんなものなのか。科学が全ての人と地球のためになればいいと思う。
この映画で良かったのは2人の息子の母である田中裕子の演技だった。科学者の息子を持つ母の覚悟、見事だった。
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