「権利の主張と不正の糾弾は別の話です。」グンダラ ライズ・オブ・ヒーロー Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
権利の主張と不正の糾弾は別の話です。
幼い頃に父親を亡くし母親に捨てられストリートチルドレンとなった主人公が大人になり不思議な力を纏ってみせるヒーローの懲悪物語。
インドネシア映画ってみたことあったかな?
なんかどこかでみたヒーローの、パチもの感満載なキャラ群の扉から上映スタート。
ツッコミどころ満載な、ちょっと哀しく、ちょっと面倒くさい、あり得ない東南アジアな闇の世界感。
他人任せだったり、人のせいだったり、ほぼイチャモンを投げ掛ける市民達と、フィジカルとしては強いのだろうけど中途半端な主人公。
ドラマとして余り面白くないし、8割以上は何言ってるのか判らないし、何の為に道徳心を壊すのか?も明確で無いところに面倒くささを感じる。
そんな流れだから、ちょいちょい挟まれる変なボケも乗り切れず空回り。
雷に追われてますか?雷は呼べるのですか?あくまで偶然ですか?
訳の判らないレベルのご都合主義と、キーになりそうな突然のキャラと、続編へのフラグを感じチャラい終わり方は悪くはないかなと思うけど、ちょっと強い普通の人の短期ドーピングヒーローに、ワクワクすることは余りなく、もの足りなかった。
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