「この映画はカンフー映画なのか、 アクション娯楽作なのか 反日映画なのか 目的がはっきりしないと思った。」イップ・マン 宗師 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画はカンフー映画なのか、 アクション娯楽作なのか 反日映画なのか 目的がはっきりしないと思った。
動画配信で映画「イップ・マン 宗師」を見た。
イップ・マン 宗師
劇場公開日:2020年12月11日
2019年製作/83分/PG12/中国
原題:葉問宗師 Ip Man: Kung Fu Master
配給:ハピネット
杜宇航
岳冬峰
趙曉光
任宇
宛立若心
舞台は広東省の佛山。
セリフは広東語ではなく全部普通語だった。
葉問(イップ・マン)はブルース・リーの師匠と言われている人。
警察官でどこまでも高潔な人物として描かれている。
この人がアヘンを密輸している日本人と日本軍をを懲らしめる。
素手でのカンフーも棒術の場面も素晴らしかった。
逆に、日本人である
佛山商会の佐々木(趙曉光)と
日本軍将校の徳川(任宇)は
悪辣で卑怯な人物として描かれている。
この2人の日本語のセリフは奇天烈で違和感がある。
最後には「天皇陛下万歳」と叫びながら切腹する場面もあった。
苦笑するしかなかった。
2019年製作の映画にもまだ反日の要素がたくさんあって
中国人の反日感情がここまで根強いのかと思った。
この映画はカンフー映画なのか、
アクション娯楽作なのか
反日映画なのか
目的がはっきりしないと思った。
個人的には中国映画のレベルはかなり高くなっていると思うが、
この映画は中国映画全体のレベルを一気に押し下げていると思う。
満足度は5点満点で2点☆☆です。
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