劇場版ポルノグラファー プレイバックのレビュー・感想・評価
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この作品は三部作の完結編です
プレイバックを見てみようかなと思った方
この作品は三部作の完結編にあたる映画なので、ドラマのポルノグラファーから(春的生活もできれば)見てほしいです。
FODで全て見られます。
順番は
(ドラマ)ポルノグラファー
↓ ↓
(ドラマ)インディゴの気分
↓ ↓
春的生活
↓ ↓
(映画)プレイバック
↓ ↓
続春的生活
です。
冒頭で軽くプレイバックはされていますが、映画だけではポルノグラファーの本当の良さは伝わらないと思う。
これは以前からのファン向け映画かと。
私は映画から見てしまったので、開始数分で濃いのが始まるし、痴話喧嘩は始まるしで、初見ではポカンとしてしまいました。
でもドラマを見てから再度見ると、全く違いました。
二人が再会するまで二年半も遠距離恋愛してた事。
本気で大切に思っているから、しっかり生計を立てられるまで頑張った当時大学生の久住春彦君と、
そんな春彦君と出会い必死で再起をかけペンを握り、春彦君の言葉を信じて待っていたスランプ木島理生さん。
終盤の理生さんの涙
もちろんこれは春彦君が好き過ぎて怖くてどうしていいのかわからなくて溢れた涙だけど、なぜそんなにも怖がっていたのかを知らないと、見え方が違うと思いました。
ずっと愛を知らず女性と上辺だけの付き合いしかして来なかった理生さんが、初めて心から好きになり求めた相手が城戸さん。
自分勝手にバカな期待をしてしまった無防備だった理生さん。
その心の傷はいかほどのものだったのか。
合鍵返せとも言えないまま、春彦君と出会うまでどんな気持ちで生きていたのでしょう。
そりゃ一行も書けなくなるよね。
あの涙の裏にある理生さんの一途さや愛の深さを知ってから見るとグッと来る。
ただ痴話喧嘩して仲直りしてイチャコラしてるだけの映画じゃなかったです。
どうかドラマから見てほしい作品です。
人間愛を美しく、ストレートに そして不器用に 描いた素晴しい作品で...
人間愛を美しく、ストレートに
そして不器用に
描いた素晴しい作品です。
映像美、カメラワーク、音楽、
そして竹財さん、猪塚さんの演技
すべてがひとつひとつのシーンを
丁寧に描いています。
この作品に出会えたことに感謝しています
ボーイズラブはヒューマンドラマ
砂時計!
BLだけでは終わらない
共有したいと思う作品です
まずこの映画は、丸木戸マキ先生原作の配信ドラマ「ポルノグラファー」から始まったということ。
配信ドラマから熱烈なファンを増やし続編を配信、物語の完結として今作の劇場版ポルノグラファープレイバックが公開。
映画なので冒頭では今までの流れは追ってくれていますが、放映時間は140分しかないので三木康一郎監督が配信ドラマで時間をかけて創り上げた魅力ある登場人物の本質を汲み取るのは難しいと思います。
例えるなら「バットマン」を観ずに「ジョーカー」を楽しむことは出来ません。
今作が気になる方は、ぜひ配信ドラマを一巡して挑むと(FOD配信 無料トライアル有)奥行きが出て感情移入が出来ると思います。そしてそのドラマ自体がとても面白くてオススメ。
なぜ熱烈なファンがいるのか、なぜ2018年に配信ドラマから始まり2021年にR15+で映画化し注目されているのか、本質を知ったら心から楽しめます。
この感動を共有したいと思う作品です。
とにかく美しく切ない
ビックリするくらい泣きました
主人公の官能小説家は、才能に溢れ、美しい。
でも生い立ちや過去の影響もあり、不器用で幸せになるのが怖い人。
一人で生きていくだろうと人生を諦めていた彼の前に現れたのは
偶然出会った10歳くらい年下の大学生。
大学生は小説家に会ううち、いつの間にか小説家に惹かれ、
紆余曲折あって結ばれる。
こじらせた性格の年上の彼を深い愛で包み込む。
ここまでがドラマ。このことは冒頭でちゃんと説明される。
ここから映画。
こじらせた年上の小説家は
そんな大学生の真っ直ぐな気持ちに上手く応えられず
遠くに逃げ出してしまう。
のらりくらりと人を煙に巻く
ミステリアスだった官能小説家は
自分の気持ちに気づき、素直にそれを吐き出すことが出来るのか。
2人の喧嘩は激しく、
官能的なシーンはこれ以上なく艶っぽく美しい。
R15でいいのだろうか…
最後のシーンで涙腺崩壊。
美しいふたりの唯一無二の強い愛を感じて
涙が止まらなかった。
ぜひ男性にも観て欲しい。
BLとわかって観たが、合わなかった
映画化成功例かな?
深夜ドラマを鑑賞。大きな起伏が有るわけでなく、心情を言葉で語るようなドラマなので映画化はどうなんだろうと思った。
映画は二人のその後になる。内容を簡単に言えば、付き合い始めたカップルにあリがちなすれ違いや痴話喧嘩を描いた訳だが、ドラマ同様二人の心情が言葉で語られている。男女のやり取りであれば、そんな痴話喧嘩見せられても…と思うところ。これが同性カップルとなると、そんなやり取りも惹きつけられる。そして二人の気持ちがお互いにより深いところでつながり、それを感じることが出来て良かった。
ドラマ同様、登場人物の心情を中心に描いているのでブレがない。ドラマの映画化は失敗が多い中、こちらは成功例だったと思う。
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