シー・フィーバー 深海の怪物のレビュー・感想・評価
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自己犠牲、科学者の倫理観
おんぼろ漁船で未知の生物に襲われ徐々に死んでゆく船員たちのドタバタ劇。
低予算ホラーの特徴として照明をけちって怖がらせるし、CGなんて無理なんだろう、怪物と言っているが、チラッと出てくるのはクラゲの様なもので、その幼虫がアニサキスもどきに人体に寄生してパニックを起こさせるチープな設定。
漂流船を探索すると全員怪死、博士論文を書くため深海生物調査のため漁船に乗り込んだ女学生シボーンは死因は病死と疑うが船長は船員の精神障害、海の熱病(Sea Fever)、正気を失って殺しあう惨劇だと言って何故かごまかす。
港へ急ぐおんぼろ船だが船員たちが次々に発症、街の住民に感染を広げてはならないと発病までの36時間の経過観測を迫るシボーン、エイリアンを地球に持ち込まないという設定に似ているがコロナの様な感染症の恐怖にも便乗しているのだろう。船員たちに自制を促したシボーンは自らの感染を知って海に飛び込む、見あげた倫理観ですが、何を言いたかった映画なのでしょうか・・。
これからの女優の
ハーマイオニーコーフィールド。間違いなく主役級の活躍を今後もしていくはずです。さて、この映画については、DVDにて鑑賞。内容として、その辺にある未知の生物との戦いになるのかな?と思いきや、人間の質について問われるものになっていた。また、この時期なにを優先し、犠牲にするのか?最後の判断は正しいのか。にしても、主演女優は大作にも出演しているが紐付けされてないが、容姿は実に美しい。
基本に忠実な海洋ホラー
シボーン(赤毛の女学生、分析と観察を得意とする。人付き合いは苦手)
ジェラード(船長、気短で懐疑的)
フレイア(操舵手、ジェラードの妻)
オミッド(技術屋、機関を担当、有能)
キアラ(船員、高齢者、ジョニーの叔母)
ジョニー(キアラの甥、シボーンと同じ大学出身)
スディ(船員、軽口)
ニーム・キノール号(木造の漁船)
[あらすじ]
研究生のシボーンが現場に出ろと漁船に乗り込まされる。漁船では“赤毛”を嫌う風習から嫌がらせめいた様子。
しかし禁止区域へ侵入した事でニーム号は突然 何かに捕まってしまう。(台詞で捕まったとあるが引っ掛かったと言うことか)
当然、謎の生命体によるモノであるがクルーは事態を理解していない。
シボーンも船底の変化に気付くが、それが何かは分からない。
木造の船底を溶かすようにしていた“それ”は次第に船内に侵入してくる…。
クルーたちに侵入始めるとそれは止まらなくなる…。
(かんそう)
単純な感想として、海洋パニックホラーである。巨大な怪物や大量発生した生物に襲われるタイプではなく、クラゲやカツオのエボシめいた生物であった。
巨大ではあるが人間への影響は繁殖の手段で卵生の幼体が身体に侵入するスタイル。
故に地味に自分たちを守る展開になる為、更に地味に(笑)
主役のシボーンとオミッドは色々手を講じて頑張っているのだが、ボロ船の装備では如何ともし難く、且つ派手に襲って来ないので恐怖感は低い。
そしてもっとも困るのは、あんだけ色々やった末に来るラスト
脱出のシーンがあるのはシボーンとオミッドだけ、フレイアはどこ行ったのか?とか?
飛び込んでその後は…あれで終わりなん?
どないなるか予兆くらいは感じさせてよ。
もっとやれたんでないかな?っと言う惜しい作品でした。
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