「統合失調症」アリス・スウィート・アリス Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
統合失調症
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パターソンの教会で行われた聖餐式の最中に少女が殺され、彼女のベールを持っていた自己顕示欲が強い12歳の姉が疑わる話。
意地が悪く、妹のものを何でも欲しがったりちょっかいを出したりするし、ちょっと変わった気味の悪い趣味を持つ少女アリス。
妹カレンが殺されて、周囲や警察がアリスを疑う中で、新たな事件が巻き起こっていくストーリー。
スラッシャー映画の隠れたなんちゃらと言われる一作と紹介されているけれど、凄惨なシーンは全然ないし、アリスに向けられる疑念があからさま過ぎて、早い段階で多分違うよねという考えに至り、半分過ぎた辺りであっさり犯人が明確になる為、犯人探しのサスペンス要素はあまりなくて、何を考えているかわからないアリスと犯人の不気味さをみる作品という感じ。
そういう意味ではなかなか面白かったけど、もっとドロッドロだったり、ぶっ飛んでいたりするものが欲しかったし、ごりごりのゴア描写も欲しかったかな。
12歳のアリスを演じるポーラ・シェパードが、19歳にはみえない幼さという評判があるけれど、ブルック・シールズも11歳にはみえない顔の完成度でびっくりした。
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