「抽象的表現を多用した激シブアニメ映画」新しい街 ヴィル・ヌーヴ regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
抽象的表現を多用した激シブアニメ映画
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枚数にしてわずか10ページ程度の原作短編を、よくもまぁ上手く脚色したなぁというのが第一の感想。原作は、元妻とよりを戻そうとするアル中な男の未練と挫折に終始しているが、アニメ化した本作は、カナダ・ケベック州の独立運動を盛り込み、挫折からの再起を図ろうという建設的な締めくくりにしている。
作画は墨絵を使って描かれており、なおかつ一見では理解し辛い抽象的な表現がやたら多い。とにかく全編にわたりシブさあふれる作りなので、ドラマチックな喜怒哀楽要素を求める人には合わないかも。
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