「険しい寒さと泥にまみれながら、海辺で化石を発掘するメアリー。 閉ざ...」アンモナイトの目覚め パプリカさんの映画レビュー(感想・評価)
険しい寒さと泥にまみれながら、海辺で化石を発掘するメアリー。 閉ざ...
険しい寒さと泥にまみれながら、海辺で化石を発掘するメアリー。
閉ざされた心がシャーロットの美しさと寛容さで次第に打ち解ける、その繊細なやりとりが見どころだった。
実在する人物だというのでメアリーとシャーロットの事を少し調べてみたが、少ないながらも長い間憶測されていた彼女達の情報を知ることで、より人となりや歴史的な背景も興味深く感じた。
そして、伝記ではなく脚色である脚本の豊かな想像力とセンスに驚く。
この監督、前作も牧場で泥まみれで仕事する2人の心の触れ合いを繊細に描いていたが、泥まみれで一緒に労働する、どんな言葉より垣根を越える行為なのかもしれない。
口数少なく目で会話する2人、静かな恋の雰囲気だったのに、ベッドシーンだけは大胆で呆気に取られた。
コメントする