「もう一つの『人形の家』」アンモナイトの目覚め イコンさんの映画レビュー(感想・評価)
もう一つの『人形の家』
自由な鳥を 金色の鳥籠に閉じ込めないで
その台詞を聴いた時 これは性の従属を捉えた 『人形の家』だと感じた。
それにしてもフランシス・リーは 同じテーマで制作された『燃ゆる女の肖像』を知った時 大変に驚いたであろう
あの映画にはフランス的なエロティシズムが燃えていたが、この映画にはファン・アイクの絵のような禁欲的な世界で 炎のような恋 が出現していて感心した。
いずれにしても これでマクドーマンドのオスカー三冠は絶たれたと思う。
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