「ケイト・ウィンスレットの演技を観るための映画」アンモナイトの目覚め マスコミ試写さんの映画レビュー(感想・評価)
ケイト・ウィンスレットの演技を観るための映画
閉鎖的な舞台、少ない登場人物、淡々と進むストーリー、偶然ひとつ屋根の下で暮らすことになった2人の女性が恋に落ちる展開などから、最近観た「燃ゆる女の肖像」を思い出さずにはいられなかった。あの映画の主人公2人もすごく良かったけど、この映画のケイト・ウィンスレットの演技は圧巻で、特にシャーロットへの想いや嫉妬がこれでもかと伝わってくる目や表情での演技が素晴らしかった。物語がシンプルで派手じゃない分、彼女の演技力と存在感がより一層際立ち、それを観るためだけでも映画館に足を運ぶ価値があると思わせる映画だった。あと「アンモナイト」というタイトルからは想像できないほど、シアーシャ・ローナンがびっくりするくらい綺麗で、彼女の美しさをあらためて再認識させられた映画でもあった。
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