「90年代に読んだ原作に再会できた極上の時間」シンプルな情熱 エミリーとフーちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
90年代に読んだ原作に再会できた極上の時間
30年近く前にハマった透明感のある小説[シンプルな情熱]が映画化された。それも、本家フランス🇫🇷映画として、久しぶりに王道のフランス映画に浸れた。
この原作の映画化は不可能では?と、思っていたけど、抜群にドンピシャなキャストだったと思う。
主演女優は、原作者アニー ・エルノーに似た知的な女優で今後注目したい。ポルーニンはこの役に150%ハマり役❣️
いつまででも見ていたかったほど、素敵だった。監督は女性ならではの視点で作ったことに大いに納得した。
恋を盲目的にできる、ということは人生において、誰もができることではないけど、そういう恋に身を焦がせらることは、幸せなんだと思う。この映画に共感できる、できないは、もしかしたらそういう感情を持ったことがある人かどうかで分かれるのかもしれないけど、やはり恋する気持ちは人を豊かにすると思った。なんてソフィスティケートされた映画なんだろう!
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