「フランスの大御所アニー・エルノーによる小説の完璧な映画化」シンプルな情熱 tommyさんの映画レビュー(感想・評価)
フランスの大御所アニー・エルノーによる小説の完璧な映画化
「昨年の九月以降、私は、ある男性を待つこと以外、何ひとつしなくなったーー」
30年前、「男が求め、女は求められる」という構図を逆転させ衝撃を呼んだ、ノーベル文学賞候補のひとりでもあるフランス文学界の大御所アニー・エルノーによる小説の映画化作品。女性監督ダニエル・アービッド監督が、舞台を現代に置き換え、忠実に映画化。
実力派レティシア・ドッシュによる演技は素晴らしく、セルゲイ・ポルーニンの鍛え上げられた身体は美しい。
好きになった人との会えるまでの胸の高鳴り、会っている時間の短さ、会えないもどかしさ。性的シーンは、不思議なくらいいやらしくなく、観ていて美しかった。
ウォン・カーウァイ監督『天使の涙』でも有名なフライング・ピケッツ「Only You」が胸に響きました、、!
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