わんわん物語のレビュー・感想・評価

オリジナルはディズニーアニメ1955年の名作。
アメリカン・コッカー・スパニエルのお嬢様犬レディと野良犬のトランプ。わんちゃん版『ロミオとジュリエット』なラブストーリー。
スパゲティーを食べながらの…はあまりにも有名。
2019年のこの実写リメイク。2019年と言えばメガヒット作が続き、ディズニーが大天下を取った年。そんな年にひっそりと…いや、知ってはいたけどね。
2019年にサービスを開始したDisney+。その配信オンリーの第1弾の一つ。

動物主人公のディズニーアニメの実写リメイクだから『ジャングル・ブック』や『ライオン・キング』のようにこちらもフルCGかと思う。
が、何と！本作のわんちゃんは本物。(台詞に合わせた口の動きなど一部CGIも使われているらしいが)
本物だからアニメ版のような豊かな表情やリアクションにはさすがに及ばないが、その名演は必見。あの名キス・シーンも！ 本物だからこその可愛さも必見。
尚、トランプ役のわんちゃんは殺処分寸前だったという。まさしく、ワンダフルなドリーム・ストーリー！

ストーリーはアニメ版とほぼ同じ。と言ってもアニメ版は遥か昔に一度だけしか見てないので、思い出しながらも初見のつもりで。
レディやトランプその他登場わんちゃんたち、意地悪おばとその2匹の飼い猫、スパゲティーを振る舞う優しきイタリアン・レストランのオーナー、トランプ捕獲に執着する保健所職員、冒険、ピンチ、ロマンス…。
名曲と共に名シーンを再見。
トランプのバックボーンなど補足し、アニメ版より作品として纏めているものの、実写リメイクありがちな間延び感は否めない。

アニメ版でお気に入りだった2匹の老犬が片方何故か雌に変更。オリジナルの2匹のやり取り、好きだったんだけどなぁ…。
飼い主夫婦が白人と黒人のカップルに。ついで言うと、レディの声もテッサ・トンプソン。
配信オンリーはここから始まったが、ポリコレはすでにもう始まっていたようで。

こちらも充分ロマンチックでハートフルだが、個人的ディズニー実写リメイクのお気に入り『美女と野獣』『シンデレラ』までには及ばず。

映画評価：55点

アニメ映画版を観たことがないので、
「わんわん物語」は今回が初視聴です。

動物と人間が共存する映画って、
だいたい動物側の気持ちを汲み取れず
動物(主人公)目線で見ているから
イライラしたり、ムカムカするんですけど、

今作には聖母マリアの様な人がいたので、
救われました。

やっぱり理解してもらえる、
理解しようと努力してくれる、
それが共存には一番大切な事なんですよね。

自分の思惑や、理想を
ただ相手に投げつけたって
そこに絆はうまれないですね。

そういう投げつけオバサンや、
自由奔放でイタズラ好きなネコ、
理解しようとしない保健所のおっさん

言葉で説明が出来ない立場の目線で
理不尽をどう乗り越えていくのか、
そんな風に見てしまいました。

ほとんどが厳しかったけど、
マリアがいてくれたり、
無償の相手に最高のサービスを提供してくれるレストランがあったり、
本当にそういう人がいるなら、
世の中捨てたもんじゃないと思えます。

少しでも、
マリアに近づける様、
私も意識していこうと思えました。

【2021.6.30鑑賞】

子どもの頃にみたあのわんわん物語が実写になったとのことで、ムーランも見放題になったタイミングでディズニープラスに加入して鑑賞しました。

トランプの世渡り上手さ、レストラントニーのサービス精神、そして猫の忌々しさは健在でした:)
ところどころ微笑んじゃいました。

ジョックとトラスティの二人のおじさん犬の掛け合いが好きでしたが、実写ではジョックは女性になっていましたね。なんでなんでしょう。

「Disney+」のオリジナル作品で、1955年作アニメの実写リメイク。身分違いの2人(2匹)が恋に落ちるという王道ストーリーです。

映像や雰囲気を楽しみながらほっこりできて、最後は少しウルッとくるディズニーらしい映画ではないでしょうか。ご家族での視聴にピッタリかと。

本物の犬達がキャラクターを演じているそうなので、犬愛好家の方には堪らないのではないでしょうか。私もその一人なので星＋1しました。