「煽り文句が馬鹿げてる❗」グリーン・ヘル mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)
煽り文句が馬鹿げてる❗
政治的内容を複雑に交差させトラウマによる妄想を織り成すように描き一見芸術風には仕上がっているものの肝心の事はおそらく観客には何一つ伝わらないであろう。この映画がおそらく舞台として設定した2000年の頃のボヘミアヘルツェゴビナの民族の衝突とボスニア・ヘルチェゴビナ。2000年くらいの設定。この舞台となっている地域に居住する民族の内ボシュニャク人には、イスラム教徒が多い。セルビア人は東方正教会信者が多い。クロアチア人はカトリック教徒が多い。東ヨーロッパ、バルカン半島に位置する三角形の土地で、1990年代にユーゴスラビアから独立してできた国が、ボスニア・ヘルチェゴビナである。その際、1992年から1995年にかけて内戦が続き、ボスニア・ヘルチェゴニナ紛争と呼ばれた。ボスニア・ヘルチェゴビナでは、小さい国の中に先のボシュニャク人、クロアチア人、セルビア人が民族ごとに分かれて暮らしている。特筆すべきは、紛争から停戦間際に「スレブレニツァの虐殺」という事件が起きたこと。セルビア人によって、推計8000人のボシュニャク人が虐殺された。)若い女性主人公・セルマは現在ドイツのベルリンに住んでいますが、ボスニア人です。イスラム教徒で彼氏はドイツ人でプロテスタント。妄想と現実のなかどうもセルマは死んで、新しい彼女も何かの事故で死ぬ。諸行無常が描かれてるようにも思う。解説無しでアジア人が理解するのは困難な話。
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