「原作の空気感いあいあはすたあ」カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇 バスト・ラーさんの映画レビュー(感想・評価)
原作の空気感いあいあはすたあ
ポスターから漂うB級のかほり、主演はニコラスケイジですか~
でもでもラブクラフトで一番好きな短編の映画化、人は敗けるとわかっている戦に赴かなくてはならないときもあるのじゃ、いざ出陣
結果、思ったほどは負け戦でもなかった、ラブクラフト世界の独特の雰囲気があって良かった
ストーリーのメインである牧場主の家族の顛末は、実は原作では結構あっさり語られるだけ、牧場を発端に段々と町全体に狂気が広がっていくという展開、あくまでも外部からの視線で淡々と事実が述べられることで、逆に不気味な恐怖があるのが原作の良さ
映画ではフォーカスを牧場周辺だけに絞ってより臨場感のある怖さに、現代劇にしているのも別に気にならない
ただ映像面が…クリーチャーがパペットなのはそろそろ無理があるような、CGも90年代の映画を見ているよう、オープニングの抑えられた色調の森がまさにアーカム!て感じだったので残念
オカルトぽさを出すためにわざとやっているという言い訳もできそうだが、お金がないだけでろうな
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