「ライブの音を再現」BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage 杉本穂高さんの映画レビュー(感想・評価)
ライブの音を再現
最初の曲から、ライブ会場にいる雰囲気が再現すれていてびっくりした。何ならポピパの演奏が観客の大歓声に負け気味な瞬間もあるが、大きなライブ会場ではそう聞こえる瞬間って実際にあるわけで、きれいに聞かせるよりもライブの音を聞かせるという演出が徹底されていた。最初のポピパとRASやRoseliaでは音圧からして違ったりして、音でバンドの設定や個性が出ているのも良い。
音響監督たちの取材記事を読むと、実際のライブ音源を切り貼りして、精緻につなげているようで、相当に苦労して作ったらしい。リアルバンドのない曲はさすがにちょっと違って聞こえてくるけど、まあ技術の限界はあるのでしょうがない
ネットで手軽にコンテンツを楽しめるようになった時代、ネットで共有できない「ライブ」の価値が高まった。しかし、二次元のコンテンツには生パフォーマンスの機会は、基本的に存在しない(なのでバンドリもリアルバンドを組んだりしてるわけだが)。しかし、本作は二次元キャラクターの生パフォーマンスを作り上げていた。大変おもしろい感覚を味あわせてくれた。
個人的には、RASのBeautiful Birthdayを聞けて大満足だった。フィルムライブは毎年1本作ってほしい。各バンド3曲ずつでは寂しいので。
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