「チームものには弱いのよ」フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
チームものには弱いのよ
フライト中のコックピットの窓が破損したという、四川航空の旅客機が実際に起こした事故を映画化。
実録映画のように淡々と進む序盤。様々な乗客がいろんな思いを乗せて搭乗していることを示しつつ、窓の破損事故が発生する。あんな高度でシャツ一枚で操縦なんて寒かろう。副議長が袖をさすってるシーンがあったけど、何か着させるとかなかったのかな。しかも外に投げ出されそうになったパイロットなんて呼吸できたんか?と疑問に思ってしまった。
でもすべて事実なのでそうなんだねと受け入れるしかない。個人的にはチームで困難に立ち向かう話が好きなので、パイロットをはじめとしたクルーたちの頑張りに乗客が呼応していく流れがとてもよかった。ベタなんだけど、好きなんだから仕方ない。
着陸して、あーラストかと思ってたらそこから長いのもちょっと残念だった。結局窓が割れた原因は触れずに、クルーたちの英雄的な行動を褒めて終わるってところが中国的な作りだなと思ったがそれもまぁいいだろう。
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