劇場公開日 2020年10月2日

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「国威発揚映画でとてもカッコいいですよ。中国の方向けですが。」フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話 お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0国威発揚映画でとてもカッコいいですよ。中国の方向けですが。

2020年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

中国国内興行収入450億円とうたう作品で、登場人物はとてもカッコいいです。

冷静沈着・判断力があって家族思いの機長、優秀なチーフパーサー、怪我にもめげず仕事に励むキャビンアテンダント、事故回避に取り組む地上管制職員、ついでに言えば女好きの副機長や中国空軍 等々 皆さんとてもカッコいいです。その他の人も仕事熱心です。
態度が良くない乗客も最後には改心します。
設備も最新鋭のもので、みすぼらしい姿はどこにもありません。

はっきり言えば危機に対して一致団結して困難を克服する、中国万歳という国威発揚映画です(原題が「中国機長」ですしね)。
つまらないかといえばそうではなくて、開始後85分ぐらいはスリリングです。残り25分は蛇足で無理に話を引き延ばした感じがします(その一方で当然行うべき客の怪我の有無を確認しなかったのはなぜですかね?人命軽視にも見えましたが・・・)。

付け加えるなら、チベット行きの飛行機での出来事ですが、当然ながらチベットは中国の一部として平和的に発展していると描かれています(紛争とかの闇の部分は当然ありません)

お抹茶