タイラー・レイク 命の奪還のレビュー・感想・評価
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ゲームのようなぬるぬるサクサクバトル!
4k童貞卒業しました。先日初めて4kテレビを買った。今までは32型を使っていたが、ひと回り大きい43型を購入。ネトフリでプレミアムプランに加入し準備万端。性能を堪能するため、アクション映画を探してた所、本作と出会う。
結論からいうと大満足だった。見どころは3つ!
1つめは、ぬるぬるサクサクバトル!
本作の戦闘はとにかくスタイリッシュ。映像と色合いがキレイでなめらかに動く。タイラーが倒的な強さで、無双する姿は見ていてストレス発散になる。光の当たり具合では、俳優の汗が鮮明に見えたので緊張感が伝わってきた。
映像だけでなく音もバトルを盛り上げてくれた。銃の発砲音が爽快。人を撃った時の音が気持ちいい。梱包材のぷちぷちを潰した時の快感に似てる。最後の橋バトルではタイラーが敵を撃ちまくるので、ぷちぷち快感が最高潮に達した。
2つめは、タイラーとオビの関係にほっこり!
タイラーとオビが徐々に心を開いてくのが可愛らしい。オビの護衛任務を金目当てで引き受けたタイラー。いっぽう父からモノ(お金)扱いされていたオビ。相反する2人が打ち解けていく姿に感動した。下水道のシーンが好き。
初めて互いの名前を知るシーンが、臭くて汚くい下水道。お世話にも画面映えはしない(もっと他にもマシな所あっただろうに)。でもだからこそ印象に残った。オビは父からモノ扱いされてたから、タイラーに名前覚えてもらったから嬉しかったんだろうな。名前を呼ばれるって重要だよね。「オイ」とか「お前」とか呼ばれるよりも、名前で呼ばれる方が信頼されてる感じするから。
3つめは、ニックが神秘的で美しい!
ニックのあまりの美貌に骨抜きにされた。すらっとした鼻筋、虚ろな目、黒髪マチルダカット、全て俺のドストライク。笑顔がすくなく何考えているか分からない、神秘的な美しさもある。4k映像のおかげで、顔の細かいところまで堪能することができた。ありがとう、4k。
この美貌で傭兵のリーダーを務め、前線で戦っているのだから驚きだ。橋のシーンで大佐をヘッドショットしたり、パンツァーぶっ放したりとカッコよかった。彼女になら倒されてもいいかもしれない、むしろ倒してください。
女優を調べたら「ゴルシフテ・ファラハニ」というイラン人らしい。イランの女性ってイメージ湧かなかったけど、ゴルシフテと出会ってわかった。イラン女性も捨てたもんじゃないと。ゴルシフテが出てる他作品も観てみよっと。
4k初体験の映画ということもあり、ハードルが上がっていたが良作で安心。ネトフリオリジナル映画のクオリティに驚かされた。ランキング上位の人気作品は伊達じゃない。
ありがとう、ネトフリ。ありがとう、4k。
説明がないのがシンプル
「インド麻薬王の息子救出作戦」これだけ。
対立の構造や救出チームの説明、一切ないのが。
救出作戦のファイトシーンを盛り上げてる。
クリスの主人公キャラ、とってもマッチしてて。
こういう「寡黙で強い、だけど心に傷」。
ラストもなるほどねえ、かっこいい。
まあこちらは「2」があるのをわかっているけどね。
タイラーやるね!
人質に取られた子供を救出して包囲網をひとりで切り抜けていくという設定はよくあるけれども、アクションシーンや敵同士だった者との共闘、スナイパー対決など見所たくさん。
簡単に多くの人が死んでいく中で、少年を通して人を殺す恐ろしさやその意味を伝えていくのも良い。
惜しむらくは「コヴェナント 約束の救出」という傑作を今年観たのでその分インパクトは薄くなってしまう。それでもNetflixオリジナルでここまでの映画が作れてしまうのはスゴイ!
悲しみの底から泳ぎ浮かび上がれ
2020年にNetflix配信で大ヒットしたクリス・ヘムズワース主演のハード・アクション。
『2』が配信されたばかりで、見る前にまだ見ていなかった前作を。
ヘムズワースのアクション熱演に加え、プロデュースはルッソ兄弟、監督はこれがデビューでスタント・コーディネーター出身のサム・ハーグレイブ。
期待通りのアクションに次ぐアクションをたっぷり魅せてくれる。
インドの麻薬王の息子オヴィが誘拐された。犯人は敵対するバングラデシュの麻薬王。
裏社会の件なので公の機関には頼めない。報酬は法外だが、引き受ける傭兵チームがいる。
チームリーダーが白羽の矢を立てたのは…
タイラー・レイク。
多くの任務を請け負ってきた凄腕の傭兵。
その歴戦のほどは、身体中の傷が物語る。
敵のアジトに単身潜り込むなど無鉄砲で、訳ありな過去を持つ人を寄せ付けない硬派な性格だが、この危険な任務をこなせるのは彼しかいない。
それを演じられたのも彼しかいないってくらい、ヘムズワースのハマり役。
タフで、男臭く、熱い。それならドウェインやステイサムでもイケそうだが、超人レベルの彼らとは違う人間臭さや苦渋も滲ませる。
話は至ってシンプルな人質救出劇。
緻密な計画で敵のアジトや情報を探り、追い、タイミングを見計らって決行、救出に至る…よくある人質救出アクションはそう。
が、本作は緻密な作戦はほとんどナシ。チームは主にバックアップで、タイラーが単独行動。救出も序盤で早々と。
本作の見所はここから。救出に成功したという事はそこで終わりではなく、脱出/帰還を果たさなければならない。人質を取られ、敵は猛追。
敵のお膝元、バングラデシュのダッカ。街中に、行く先々に、敵が待ち構えている。
ボスは絶大な権力を握り、軍や警察も掌握。
この絶対的袋小路から生存と帰還出来るのか…?
決死のサバイバル…!
とにかくアクションがド迫力!
それを高めているのが、臨場感たっぷりのカメラワーク。
序盤の人質救出。からの脱出、追っ手とのバトル、車に乗り市街地チェイス、車を降り、建物内で再び銃撃戦に肉弾戦…。
これらを長回しで見せる。いや実際は長回しではなく、『バードマン』や『1917』のように巧みな撮影や編集であたかも長回しのように見せているのだろうが、それでも効果てきめん。半端ない臨場感、緊迫感、畳み掛ける息つく暇もない展開。車内からの映像なんて、タイラーとオヴィと共に体感しているようだ。
勿論ヘムズワースの身体を張ったアクションにも圧巻。
銃弾飛び交い、血は飛び散り、続々人は死ぬ。タイラーも無敵ではなく、負傷が絶たない。
Netflixで気軽にすぐ見れるのはいいが、もし劇場大スクリーンで見ていたら…。
見たかった…。
タイラーの死闘を際立たせるのは、冷酷な敵。
ボスであるバングラデシュの麻薬王は、日本のヤクザさながら手下に失敗の償いとして指詰めを要求。
さらに子供たちを追っ手に使う。相手が子供ならタイラーとは言え応戦に手こずる。銃を放って襲い来るが、殺す事までは出来ない。何という非情さ…。
敵陣真っ只中、味方もいる。傭兵仲間を頼る。が…。
オヴィを追うのは敵や仲間だけじゃなかった。オヴィの父親の部下、サジュ。元特殊部隊員。
オヴィの父親が報酬を払えず、タイラーらに救出させてサジュに息子を奪わせ、さらにはチームの全滅を目論む。そうすれば、敵にもチームにも金を払う事はない。こちらもこちらで非情…。
利用されていた事を知り、チームリーダーはタイラーに人質を捨て、帰還を命じる。
が、タイラーは…言わずもながな。
タイラーが任務を最後までやり遂げる決意を固めたのは、身を潜めている最中、オヴィと交わした交流。
オヴィを見捨てたら報酬は完全に払われない。オヴィを手中に置けば、まだ交渉の余地はある。
まるで“物”のように扱われるオヴィ。父親からもそう見られ、自分の立場を分かっているつもりだが…。
そんなオヴィに言葉を掛けるタイラー。命は物じゃない。その言葉に、何か悲しみが含まれているような…。
オヴィはタイラーの心中に触れる。タイラーは悲しい胸の内を打ち明ける…。
妻とは別れ、幼い息子がいた。息子は病死した。
死にゆく息子の姿を見たくなくて、タイラーは戦地に逃げた。
勇敢じゃない。臆病者。
悲しみの底に溺れ、沈んだまま。
この時オヴィが掛けた言葉が、ラストシーンにリンク。
意外な方法で窮地を突破しようとする。
サジュ。彼と手を組む。
雇い主の思惑が絡んだだけで、目的は同じ。
それでも死と隣り合わせに変わりない。
迎えのヘリが来る橋。橋上の決戦。
敵味方におびただしい犠牲。中には…。
オヴィの安全が確保された時、一発の銃弾がタイラーを…。
川に落ちていく…。
ラストシーン。平穏な生活を取り戻したオヴィ。
水泳で高飛び込み。その水中で…。
オヴィがタイラーに掛けた言葉。溺れるのは川底に留まっているから。
泳ぎ、浮上したオヴィ。その視線の先に…。
まずまず期待通り
ありがちな設定だけど、まあまあ楽しめた。
カーチェイスのシーンでは目が回った。カメラワークがわざとそのようにしてるのかな。
ラストはもしかしてタイラーは生きてるかもと思わせるシーンだった。
やっはりねシーズン2、2023年6月配信だって!
誘拐された子が成長してタイラーとコンビを組んで活躍するなんて妄想してたけど、違うみたい。
タフな男…
口数少なく、只々子供を守るため、傷負いながらも、撃ちまくる。当初は金のため、麻薬王の息子救出に向かった訳だが、次第に亡くなった息子と重ねるようになり、命懸けで脱出を試みる。麻薬王の部下である元傭兵も自分の家族のため、命懸けで救出しようとするなど、ストーリーに深みを持たせる。全編ほぼ戦闘シーンで迫力あった。
とにかくあの12分に尽きる
その長回し(に見せるシーン)は1917より凝っていて、それまではそれなりに盛り上がってくる筋だが、その後は結局適役と同盟を組むことになったり、前半に比べてこじんまりとまとめに行った感。残念だったのは、敵兵をバンバン殺しまくるところ。襲われる側としてはやるかやられるかだから仕方が無いにせよ、最近は軽くやられる側の人生とかを考えちゃったりするので、あんまり見たくなくなってきたのだ。見る側の勝手な理屈だけどね。
包囲網カラ脱出セヨ
Netflixで鑑賞。
クリス・ヘムズワースのアクションが開眼!―リアルで壮絶な銃撃戦を堪能しました!―ジョン・ウィックにも負けてない超絶ガンテクニックが炸裂し、手に汗握りっぱなしでした。
躍動する肉体から繰り出されるアクションに夢中になりました。血まみれ、泥まみれになりながら、少年の命を守るために命懸けの激闘!―この泥臭さが堪らんのですよ!
特に中盤、主人公にずっと着いて回るカメラワークが、アクションシーンの臨場感を倍増させて、ずっとハラハラ・ドキドキ!―これを映画館でやんないなんてもったいないなぁ…
ラストのクリヘムは幻?
それとも…
クリヘムファンなら是非!
ストーリーはまぁありきたりで見慣れた展開ではあるが豪快さや格闘シーンは見応えあり。
特にクリヘムファンならさらに彼の魅力に魅了され存分に楽しめる。とにかく彼は無敵すぎて圧巻だ。
特に今は映画館で新作が見れない事もあってさらにいつも以上に高まる気持ちの中見る事ができたようにも思える。
最後のクリヘムの姿は本物なのか。はたまた幻想なのか。本物なら続編にさらに期待したい。
首を撃たれ川に落ちても生還できたのであれば次回作はさらにスケールの大きさが期待できるだろう。
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