悪の寓話のレビュー・感想・評価

何が描きたいのかよく分からない作品で観る者をひたすら不快にさせる。友達になりたくない大人達と関わりたくない子供達ばかりが出てくる。天気だけはずっと良いのは皮肉。

悪意に満ちた子供たちの夏。美しい子供たちも悪意に満ちているし、いつもより暑い夏も悪意に満ちている。やな感じのする映画でしたが、そこそこ面白かったですね。

色々なシーンがとっちらかって、ついて行けなかった。
突然癇癪を起すオヤジが印象に残ったくらいか。

ローマの近郊、住宅街に住む家族たちの物語なのだが、みんな少しずつおかしい。
親子関係、近所付き合い、教育、格差などなど、現代の問題をすべてさらけだすご町内は、苦笑いで済まない不安でいっぱいになる。