「今度のリュック・ベッソンは大当たり!」ANNA アナ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
今度のリュック・ベッソンは大当たり!
2019年(アメリカ/フランス)
監督・脚本・リュック・ベッソン
『ニキータ』や『レオン』『LUCY/ルーシー』のベッソン監督。
この映画はかなりド級に面白い。
今度のベッソンは期待を裏切らない。
こんなリュック・ベッソン、待ってました!!って感じ。
アナ(サッシャ・ロス)がともかく魅力的!!
めっちゃ痺れた!!
『KGB』vs『CIA』vs『アナ』・・and『二重スパイ』
1985年に物語のきっかけがある。
5年後の1990年にアナはモスクワの市場のナトリョーシカ売りからスカウトされて、
パリのモデルクラブに。
そしてロシア人の武器商人を○○○○
ホテルでいきなりぶっ殺すアナに目が点になる!
それから1885年つまり5年前に戻る。
そして1985年→3年後→そして更に2年後の1990年。
アナがKGBの女暗殺者に仕立て上げられ、最強のプロに変わるプロセスが、
行きつ戻りつ描かれる。
頻繁に過去に戻るのが、それがうまいことネタバラシになる。
実はここで、こうだったのよ・・・
このミッション・・実は成功の裏にこんなシクジリがあって、
そこでCIAに付け込まれて寝返らされて・・・二重スパイ。
このネタバラシが随所にあるのが新鮮なのね。
結果、ことごとく思いがけない裏切りの展開に、
ハラハラドキドキ観てる私も、予想外で騙される快感を味合う。
そしてアナを彩る3人の男たち。
初恋のジャンキーのクズ男が『T34』のアレクサンドル・ペトロフ。
アナが好きになるマッチョ系のKGBが、ルーク・エバンス。
もうひとりがCIAの頭脳派、キリアン・マーフィ。
アナのアクション、物凄いことになってます。
ひとりで敵陣に乗り込んで27人殺す・・・とか。
銃で足りずにナイフ、果ては皿やフォークで脳天ぶち割るとか、女だてらを超えて殺人マシーンです。
長い脚が宙を舞うのも見もの(スーパーモデルだもんね)
忘れてならないのが、KGBのパワハラ上司、ヘレン・ミレン。
脇に回って黒髪、ロイドメガネの汚な作り・・・色気のカケラもないけれど、
やはり魅せてくれます。!
美味しいところ持ってくんですよ。
そしてこの映画の圧巻は、KGBの長官の暗殺ミッション!!
どう考えても不可能なミッションです。
ひとり敵地に乗り込むアナを「全身全霊でお守りします」
そういうのが、男なんですから、逆転も甚だしいですよ(笑)
新鮮味が欠けるという意見もあるようですが、私は好きです。
アナは女暗殺者なら、『ニキータ』のアンヌ・パルロー。
『レッドスパロー』のジェニファー・ローレンスにに負けない面白さ。
強さの中に切なさを隠す美しき女スパイ。
これを見逃がす手はありませんって・・・。
満足度を保証させて頂きます(笑)
『カサブランカ』に共感コメントしていただきましてありがとうございました😊
モノクロのはずがカラーみたいにバーグマン美しくて💕🌸❤️
ハンフリー•ボガート、私もちっともカッコいいなんて思わないです。オードリーとの時は、オードリーのお父さんより年上⁉️
当時の映画界で主役はれる俳優さんだからかと。ラズロ役の方はイケメンでした。💕