「華奢な見た目とタフさのギャップ」ANNA アナ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
華奢な見た目とタフさのギャップ
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薄幸の荒んだ生活をおくる少女をKGBの殺し屋に仕立てるという観たような話、当然それだけではリュック・ベッソン巨匠は収まる訳ないから二転三転の仕掛けを用意。
現在を見せてから過去に戻って事件の裏を明かすと言う手法は、妙に納得がいくし幾度か驚かされた。
アナ役のサッシャ・ルスさんはロシアのスーパーモデル出身だから、当て書きしたようにも思える。
華奢な見た目とタフさのギャップに驚かせるのが狙いなのでしょうが少々度を越していませんかね、とくに、KGB初任務のレストランシーンは皿やフォーク、奪った銃を駆使しながらたった一人で数十人もの敵を倒してしまうと言う荒唐無稽なシーンでした。
体を張っても演技派ではないので脇をプロが固めています、特にKGBの女ボスのヘレン・ミレンさんは007のM役のジュディ・デンチさんと双璧を為す貫禄でした。男優陣も豪華なのですがプロット自体がスーパー・ヒロインありきの引き立て役なので残念な役回りでしたね。
典型的なハードなアクションものに掛けてはリュック・ベッソン監督は第一人者であることは誰もが認めるところでしょうが、最近の#MeToo運動で評判を下げているようで残念です。
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