「自由の意味を知るものだけが自由を求める資格がある。」ANNA アナ はるさんの映画レビュー(感想・評価)
自由の意味を知るものだけが自由を求める資格がある。
女の殺し屋。
リュック・ベンソンの定番。しかし、何故、女なのだろう・・・・
レオン、ニキーター・・・・。女の殺し屋が自由になるために奮闘し、そして手中に納めるけれど、男はどうなんだろう?どいつもこいつもあやふやで猥褻。だから自由にはなれない。いや、自由など求める気配がない。組織に安住するだけで自らの自尊心を投げ出しているかのようだ。そして、女を助けることに終始することに全力を傾けてばかりいる。
女王にかしずく働き蟻。自己犠牲もある程度覚悟したところで人間関係は成立し得ることなど、分かっている。しかし、男の自立はベンソンには美しくはないかのようだ。
女はいつだって不自由なのだ。昔も今もそして、これからも・・・・・
いかい、何人殺せば自由になれるのだろうか・・・・
映画に答えなど求めてはならない。
コメントする