さよなら、ティラノのレビュー・感想・評価
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ポケモンファンにっこり
去年くらいから公開の情報はありつつも、長い延期を経て無事公開。ターゲット層は完全に子供向けなのに公開劇場がとっても少ないのがミスマッチだなぁとぶつぶつ思いながら鑑賞。
しっかりとした王道アニメ映画だなというのが第一印象です。ティラノサウルスのティラノとプテラノドンの子供のプノンのロードムービー、極端に言ってしまえばそれだけなのですが、声優陣の力が物語をグッと引っ張っていき、楽しくもどこかじんわりくるストーリーになっていました。三木眞一郎さんと石原夏織さん、悠木碧さんに石塚運昇さん、他にもアニメでは主役やボスなどを演じる方々が恐竜たちに命を吹き込んでくれており、荒々しさとほのぼのが共存している豊かな作品に仕上がっていました。
「おまえうまそうだな」の映画もかなり昔に公開されたものなんだなと思い、自分の年齢を確かめてしみじみ…。「おまえうまそうだな」の方が同じ恐竜を用いた作品としては面白かったのですが、今作も負けず劣らずって感じです。
キャラデザはとても可愛らしくて好きです。ゴルゴザウルスとティラノサウルスのサイズがちょくちょく大きくなったり小さくなったりしていたのは気になりましたが笑。
種族での差別や、大多数での攻撃など、実写映画が描くようなテーマをこのタッチで展開していたのは子供向けに尖りすぎていない丁度いい塩梅になっていたなと思いました。個人的に自己犠牲はあまり好きじゃないので、タイトルでのネタバレは勘弁してもろて笑。
個人的ハイライトは、老トリケラトプスとティラノの会話のシーン。石塚運昇さんと三木眞一郎さんという事で、オーキド博士とコジローというアニポケのコラボという事で初代からの2人の会話に興奮してしまいました。ここだけでもこの映画観れてよかったなと思っています。
もっと大規模公開にしても良かったのになーとは思いましたが、良い作品なのでお近くに公開中の劇場があったら観に行ってほしいです。
鑑賞日 12/16
鑑賞時間 13:00〜14:45
座席 M-6
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