キネマの神様のレビュー・感想・評価
全280件中、181~200件目を表示
私が知らない映画の時代。
観たかった作品の一つ。映画館のPVで何となくstoryはわかる感じでした。実際観てみると台詞が劇の様な感じです。母と暮らせばや小さいおうちもそんな感じです。山田洋次監督の独特の作り方製作の仕方ですね。俳優さん達の和気あいあいとした感じがとてもよかった。
ただ。若い頃のゴウを菅田将暉がやる気満々に描かれていたので。沢田研二になって賭け事で借金して大酒飲みのになっていたのはショックでした。若い頃の面影が全く無くなっていたから。まあ。それでないと最後に感動ができない訳ですが……。キネマの神様の脚本賞を取った辺りから素敵な作品になっていった。
北川景子や永野芽郁ちゃんそして野田洋次郎も中々よかった。最後に細やかな感動が待っています。
原作とは別物
原田マハさんの同名小説が原作だが、できた映画は全く別物。
昭和の男世界の映画業界。
あの頃は良かった的な貧乏臭い老人映画になってしまった。
原作は、ただの映画が大好きなギャンブル好きで借金まみれのお爺さんゴウとその娘歩の話だが、どちらかと言うと歩が主人公で、色々な挫折がありながら前を向いて乗り越えて行くお仕事小説である。
その中で親子の関係や、シネコンと名画座のあり方、世界的に著名な映画評論家とゴウのやりとりなど、映画業界の希望となるような元気の出るお話だったはず。
文庫のあとがきを書いている片桐はいりさんがテアトル銀幕の常連役で出てきたのが嬉しかったが、マハさんもはいりさんもこんな映画で良かったんだろうか?
大好きな小説がこんな出来で個人的には非常に残念であり、山田洋次では無い他の監督で撮り直しをして欲しい思いである。
流石❗山田洋次ロマン、日本人に生まれて良かった~🐱
最初から次は々?と次が気になる写真でした、山田監督流石です!
確かに昔の女優さんの台詞、芦川いづみさん位までは、上品でしたね。
それと志村けんがどうとかこうとか、書いてあるのを見ていたので心配してたけど、ジュリー良かった、お疲れ様有り難う🍀
出演者、スタッフ全員で最後の大感動もっていきましたね。
遥かなる山の呼び声以来の大泣き💦😭💦頂きました。
ご冥福をお祈りします
追悼の意味も込めて、映画館で観ました。沢田さんにはあの役には無理があったのかも。志村けんさんで、ハマるキャラだから、どうしても違和感はあります。
とはいえ、あの時代の映画制作者の意気込みや熱気はわかる。観てよかった。
セリフの言い回しとかが正直しっくり来なかった部分はあったが、分かり...
セリフの言い回しとかが正直しっくり来なかった部分はあったが、分かりやすくほろっとするところもあり、良い作品だなと思った。若手キャストがしっかりしてるからかなー
あと、ジュリーは思ってたより良かった印象だが、志村さんで観たかったなーというのは本音です🙇♂️
ベタなのに面白くする術
もともと山田洋次監督で菅田将暉主役で期待は高かったのですが、もうひとりの主役交代、コロナ延期で間延びしている間になんとなく期待値が落ちていました。
がやっぱり面白かった。
ベタなのに面白くする術(これ凄いことですよね)が冴え渡ってる。
山田洋次監督はすごいなあ。主役交代もコロナ禍も取り込んだ脚本に、映画に、していました。
劇中シナリオ版キネマの神様も映画化希望します!山田さんは100歳まで監督しそうですねえ。
どこで感動したらいいのでしょうか
この映画、どこで感動したらいいのでしょうか?
唯一は、映画の予告にもあるシーンの若き日の淑子(永野芽郁さん)のセリフ「幸せにしてもらおうなんて思ってません」。それ以外は感動できるところがありませんでした。
バクチ、お酒、浮気など家族を大切にしない主人公にちょっとイライラしてしまったからかもしれません。
沢田研二さんが悪いわけではありませんが、やっぱりこの役は志村けんさんが演じていたらもう少しどこか憎めない感じがでていたのかも。
永野芽郁さんは、健気でかわいかったです。
まあまあだった
菅田将暉にギャンブラーの匂いが微塵もせず、好青年にしか見えなくて、老後の姿と結びつかない。シナリオの内容がほぼ『カイロの紫のバラ』で、「こんな話はお前にしか思いつかない」とテラシンに言われても「ウディ・アレンも思いついているぞ」と思う。
沢田研二が「いっちょめ、いっちょめ、ワ~オ!」をやるかと思ってワクワクした。やって欲しかった。
山田洋次監督の映画愛がほとばしる映画で、脇を固めるのが宮本信子で抜群に上手く、彼女の若い頃を演じる永野芽郁も輪を掛けて上手いものだから、全体がビシッと引き締まり、楽しめる映画に仕上がっていました。
オープニングからしばらくは沢田研二のセリフ回しがたどたどしく、演技も過剰すぎて、これはやはり本職の役者でないとダメなのかなぁとも思ったのですが、おそらく撮影日数を重ねるうちにどんどんコツを掴んできたのでしょう。
中盤以降は自然な演技を魅せてくれました。
そこはやはりベテラン歌手の才能というのものなのでしょう。
こういう事例を見てしまうと、他分野のベテランを映画の主演に抜擢する場合には、あえて後半から撮りはじめ、十分に慣れさせてから冒頭部分の撮影に掛かるという手もあるのかも知れないな、なんて雑念を感じました。
やはり、シナリオこそが映画の命であるということを再認識させられる作品だったと思います。
太陽を盗み、ときめきに死した沢田。
山田洋次お家芸の古さ、働き者の健気な女が恋心を隠し鈍感な男がやっと気付く、を楽しんだ。
沢田には、志村を変になぞるのでなく、
太陽を盗み、ときめきに死したあの頃をこそなぞって欲しかった。
当時の貴方に映画の神は舞い降りていたよ。
何故ここに来て倍賞でなく宮本なのか。
諦めるな
私ももう五十をとうに超えそろそろ定年を考える年齢になりました
そして今父の姿を見ると何を生きがいに毎日過ごしているのか疑問に思ってしまうのです
今は定年を過ぎてもまだまだ人生を終えるまでかなりの時間がある、私はその時間をどう過ごすのかいつも考えてしまう、この映画のように若い頃の憧れの続きをしたっていいんじゃないだろうか
この世界は若者だけのものじゃない、この世の中での主役は若者だけのものではない、誰だって諦めずにいてほしい そう思うだけでもきっと違うはずだと信じています
逃げたり諦めたりすればそこから先に行けない、あともう少しほんの少しでも進めたなら未来が明るくなると信じて進みたいのです
そんな力をもらえる作品でわないでしょうか
ストーリが予測できてしまった…
私は、ハマることができませんでした。
ストーリーの展開がベタで、
セリフも、お客さんに状況を説明したりするような感じがしました…。
また、ここは泣かせるポイント!
みたいなあざとさを勝手に感じてしまい、世界に入り込めませんでした…
沢田研二さんが(いい意味で?)
嫌なやつすぎて、見ていてムカつきます…
全て大袈裟なお芝居のように思ってしまいました。
キャラクターをダメだけど愛せる!
そうやって描いて欲しいです。
北川景子さんはすごくハマっていました!
前田旺志郎さん、演技が好きなのに、
キャラクターを演じている感じに違和感を持ってしまって…
今回はよくわからなかったです…
・借金は30万円で返せたのか…?
・スクリーンから出てくるパターンは、
綾瀬はるかさん…?既視感…💦
・片桐さんや、志尊淳さんの彼女さんなどの
キャラクターの登場の意図、
どなたか、お教えください〜。
上映中はお静かに
自分は感動系、泣かせに来る映画は基本的に苦手です。今作はRADWIMPSの主題歌や野田洋次郎さん、菅田将暉のファンということもあり鑑賞。映画を作る映画では同日公開の「サマーフィルムにのって」の後に見たので期待半分不安半分で鑑賞。
率直に言って面白くなかったです。原作は読んでいないのですが、かなり改変、というかコロナのシーンは完全にオリジナルで仕上がっているのでまぁタチが悪いです。
コロナが世の中に蔓延している世の中という舞台設計を活かして、リモートで物語を進めた「真・鮫島事件」とは違い、今作は明らかに後付けでコロナのシーンを入れています。序盤では、1年後にコロナで大変なことになっているという囁き、終盤ではクルーズ船でクラスターが発生、授賞式に際には、緊急事態宣言前でありながらマスクをつけている人とマスクをつけていない人が混在、ラストシーンでは思いっきりコロナ禍。映画館の存続の危機を回避するために、クラウドファンディングをやるなど、昨年ミニシアターを救うために動いていた人々を描くのですが、原作にはコロナの要素は全くないみたいなので、完全に別物になっています。ここがこの作品の怒りポイントです。
全体的に回想の50年前の役者陣は良かったと思います。特に永野芽郁さんの愛くるしさはとてもお見事でした。菅田将暉さんも映画作りへの情熱が伝わる澄んだ目をしていて、好青年を演じさせたら敵なしと言っていいくらいの好演でした。現代の方は、沢田研二さんのセリフの語尾が不安定で気になったり、前田旺志郎さんのそういう役柄なのか元のポテンシャルなのか分かりませんが、舌ったらずなシーンが多く、とても見づらかったです。
キャラクターについてですが、ゴウはただただ不快なクソ親父でした。50年前あれだけ映画作りに燃えていた青年が(ギャンブルの話を少しばかりしていましたが)、50年後博打にしか取り柄のないクソ親父に成り下がっていたのかが分かりません。自分に他に何が残っている?と聞かれた時に「映画しか残っていない」と言いましたが、マジで50年何やってたんだ?と訳が分からなくなりました。それ以外のキャラクターも演者の演技あってこそ成り立っていましたが、振り返ってみると強く印象に残っているキャラはいませんでした。
昭和を舞台にした回想の方も、時代錯誤のせいか映画の撮り方がなんだかきな臭く、役者をただの小道具にしか思っていない描写には腹がたちました。演者が頑張ってひとつのピースが完成するのに、それを蔑ろにするのはいかがなものかなと。あとゴウが映画界から去るのを決めたのも、駄々をこねて舞台から落ちて怪我したっていうのはギャグにしかなってないです。
ここまで批判ばかりあげてきましたが、終盤はもっと酷いです。ゴウと勇太が共同脚本で仕上げた作品が、賞を受賞するも、ゴウはその晩から飲んだくれになり、さらっと30万を使う大バカものです。テラシンに映画館の存続代として渡す時に70万になっているというこれ本気でやっているなら正気を疑うものになっていました。挙げ句の果てに持病は再発しますし、病院内ではギャーギャー喚きますし(これはテラシンにも非がある)
最悪だったのがラストシーン。テラシンの劇場で映画観ながら死ねたら本望と言ったら本当にその通りになるという。上映途中に入る謎プレイングから、上映中にも関わらず大声で祖父孫がベラベラと喋るという、映画を好きな人は嫌いな行為を映画内で平気でする辺り、狂ってんなと思いつつ、最終的に銀幕から自分の作った映画の中から役者が飛び出て、映画作りの情熱を持ったゴウを銀幕の中へと連れていき、現代のゴウは死ぬという、騒いだ挙句、これじゃただの迷惑親父です。こんなもの美談で描けるのは本当におかしいです。
総じて時代にミスマッチしている映画だなと思いました。山田洋次監督作品の家族観の描き方にも大なり小なり疑問を抱いてしまいました。歳を重ねるとこういう作品も楽しめるようになるのかなとも思いました。
主題歌はとても良かったです。
鑑賞日 8/9
鑑賞時間 14:05〜16:30
座席 H-4
志村さんならどうだったかな
山田監督の映画への想い、今まで見てきた映画人を表現した作品となっていて、登場人物に山田作品らしい深い愛情を感じます。
菅田将暉さん、永野芽郁さん、北川景子さんの演技は、素晴らしい魅力を感じさせる作品ですが、脚本も志村さん対象で作られていたような感じで、志村さんが演じていたら、どんな感じだったんでしょうね。
「駅」で高倉健さんを相手に演じた志村さんの進化版を見たかったです。
全体的に評価が低いが、今週ではお勧め。
今年94本目(合計158本目)。
今週、先週は競合枠が非常に多く、その状況で「埋もれてしまう」のは仕方がないかと思います。
また、映画の性質的にアクションものというものでもなく、ドキュメンタリー映画かというとそれも違っていて(ただ、映画の作成過程を垣間見ることができるのは良かった)、他の私が過去に見たどんな映画より平均年齢層は高めな印象でした(むしろ、私が下げてるの?と思うくらいに…)。
実際の新型コロナ問題が追いやった「第1回目の緊急事態宣言」(全国、有無を言わさず規模も関係なく映画館を全部中止にさせた)をテーマに扱っているため、映画内で出てくる「テアトル銀幕」という超ミニシアター(映画内では明示的に描かれないが、多分単館か、2館か…?)も存続の危機に立たされます。
そのあとの描写が少し少ないのですが、ミニシアターが当時向き合っていた脅威(現在の大阪府のルール(21時ルール)も、程度の差はあっても映画館にダメージはあり、それはミニシアターほど割合としてきつくなる)は誇張などなく本当であり、実際に私も良くいくミニシアター(シネマート心斎橋さん(2館)、シネリーブル梅田さん(4館)等)ではお買い物を多くするとか、色々やってみようかな…と思ったくらいです。
映画内では、ダメなおやじと(闇金融から金を借りているっぽい)、その若かったころの描写の「時間ずらし」が多数あります。他の方も書かれていましたが、この「2つ」しかないので、おそらく昭和50年→令和2年くらいの40年ちょっとの開きがあるところ、この「2つ」しかないため、他で何をやっていたのかが不明で(まぁ、本筋ではないですが…)一方で時間ずらし表現は多いものの、その点は明確にわかる(ダメおやじと若い男性ならだれでも区別はつきうる)ため、「時間ずらしが多いのは多いが、混乱させる要素はない」し、「時間ずらし」はこの映画にはなくてはならないもので、そこは減点対象にしませんでした。
採点に関しては、特に対象とするものがないので5.0(満点)としました。
先週・今週、そして今週金曜日からの枠と、競合枠が非常に多いのですが、見て行って損はしない映画です。時間が少し長い(2時間~)のが少しタイミングをとりづらいですが、「間に2時間ある」というなら、見ても絶対に損はしないと思います。
高齢化社会の縮図みたいな映画
松竹映画
19世紀に創業し1920年から映画製作も取り組み
日本映画を創生期から支えてきた会社
今作のメガホンを取った山田洋次監督と主演の渥美清で
作り上げた人気シリーズ「男はつらいよ」は
そんな松竹の屋台骨を支えました
そんな松竹の100周年記念作品にあたる今作
当初は滅多に俳優業をする事のなかった
志村けん主演ということで話題になりましたが
それは叶わず志村けんと親交のあった沢田研二
が主演を任されました
原作小説は未見です
で感想ですが
恐らく山田洋次監督の思い出の中にある
ノスタルジーあふれる(たぶん)松竹の大船撮影所の
雰囲気はすばらしく惹きこまれますが
監督の持ち味である人物の描写や繋がりの
部分がちょっと…深みを感じられず
色々勿体なくなってる印象を受けました
前述の通り原作は未見ですが
相当改変を受けているようです
また近年の映画ではまだ少ない
コロナ社会を取り込んでいますがそれも
取って付けただけのように感じます
主人公の円山ゴウは飲んだくれでギャンブル好き
借金まみれで家族にも逆ギレという
クズっぷりで家族は映画以外の趣味を取り上げます
ここまで原作とほぼ同じようですが
ゴウが元松竹映画の助監督でそこで妻淑子とも知り合った
というような改変にされています
その撮影所時代から映写技師として知り合いだった
テラシンとの三角関係といった図式になります
で若ゴウはテラシンとの淑子をくっつけよう
とするのですがなぜそうしたいのかも不明
自分も好きだけど照れくさくてそうしてるのか
鈍感なのかハッキリしなさすぎて見方では
ただのサイコパスにも見えてしまいます
またゴウは「キネマの神様」と言う当時としては
かなり画期的(らしい)シナリオを書き
監督としてクランクインまでいくのですが
撮影初日に緊張でお腹を壊し現場とケンカをして
映画の仕事をやめて撮影所を去ってしまう
というアッサリした展開
テラシンをあっさり振った淑子はゴウに
ついて行ってしまうと言うどうしようもない
展開に正直そこまで移入もできません
テラシンの方がよっぽど主人公向きな気が…
で現世のクズゴウはその時のキネマの神様の台本を
読んで感動した孫と現代風に脚本賞に応募すると
大賞に選ばれて100万円を獲得
でも借金がどう解決したのかとか
(前は退職金を充てたとか言ってましたし)
細かなディティールがいい加減な映画で
現実味がどんどん無くなっていきます
これ山田洋次監督の前の寅さんの映画でも
思ったのですが監督特有の意識がすれ違って
ケンカになるような描写が現代なりの
高齢者を挟むとどうしても認知症だとか
そうした要因を意識してしまうんですよね
ゴウが映画監督を挫折してからどう映画と
向き合ってきたのかもよくわかりません
(テアトルの会員にはなっていたようですが)
あと肝心の沢田研二の演技
確かに昔はすごかった
「太陽を盗んだ男」なんて今観てもゾクゾクする
でも今作は演じ方をすっかり忘れてる感じで
山田洋次監督のディレクションをそのまんま
やってるだみたいな感じを受けました
若時代も含めゴウが魅力的に見えてこない
これを100周年記念作品でいいのかなと
シアトル銀幕
初めて山田監督の作品を映画館で観た。ジュリーの演技というか見た目は何とも言えなかった。北川景子はビックリするくらい美しいので、これからもどんどん映画に出て欲しい。もっとニューシネマパラダイスみたいな感じかと予想してたら、ストーリーは平凡だった。昭和40年代生まれとしては、ジュリーがアノ歌を熱唱するところで涙腺崩壊。あー、全員集合でジュリーと志村けんがしょーもないコントをやってたなとフラッシュバック。田舎に住んでて、土曜日にドリフを観るのが唯一の?娯楽だった。合掌。
キネマの神様はきっといる
【じーんと沁みる映画でした】
上映50分前だというのに、残席わずかの人気ぶり。やはり家族のつながり、高齢者の悲哀、映画への愛がぎっしりと詰まった超娯楽作品でした。ストーリーもさることながら、いつもの山田洋次監督作品では出演されない俳優さんが数多く出演しているのも見もの。
じわりじわりと込み上げる涙は、やはり山田洋次監督の作品ならでは!人情と友情、情愛、家族愛を思い出させてくれて、エンドロールの後も席をしばらく立てませんでした!
原作の裏話。監督は志村さんに寅さんを期待したのかなぁー
原作の大ファンなので、見るのを躊躇してたが
意を決して見ました。
原作の序章、裏事情を描いてます。
ゴウ役の研さん(ジュリー)のセリフ、演技は
そもそもが全て、志村けんさん用の台本だったような。
ジュリーの演技を志村けんさんにオーバーラップしちゃう。
監督は、喜劇役者ならではが演じる不良、悲哀、不器用さ、が絶妙なんだけど、
これは、志村けんさんじゃないと、難しかったなぁーと思いました。
でも、志村けんの老人役は、どうもねー。
エール(NHK)で、辛かった。
志村けんは、ドリフだから。
でも、脇役の存在感は、流石です。
淑子役の永野芽郁ちゃんは、すごくよかった。
こういうの、監督は上手いです。
野田くんも、上手い。
映画屋一人一人が、生き生き描かれていて
全体が映画へのオマージュ
100年への感謝、思い出、そして、関わってきた人達みんなが、楽しく映画を作って来たことを、改めて教えていただきました。
みんな、現場で "神"を、見ていたんだ!
全280件中、181~200件目を表示