劇場公開日 2021年8月6日

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「良くも悪くも山田組」キネマの神様 うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0良くも悪くも山田組

2022年3月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

奇をてらった作品を嫌う私には安定感すら感じる。
ただ飛び抜けて優れた作品ではないが、千切れ千切のストーリーになってても観ていられるのは、それなりのちからがある証拠と思いたい。

キャストも話題の俳優が出てて、一瞬違う作品と見紛うくらい、過去のパートと現代パートの雰囲気が違う。

過去のパートは菅田将暉らが彼らなりの演技力を見せてくれて、昔はこんなだった…と感じさせてくれる。
一方、現代パートでは沢田研二を中心に人情劇らしい雰囲気を全般に出させており、ともすればオーバーな演技で統一されてる。

映画館頑張れ的な作品でもあるが、実際100万では今時の映画館の機材は揃わないので焼け石に水だから切ない。DCPの規格を否定しても仕方ないがDCPのプロジェクターとHD、それに合わせた音響をセットで買うとそんなんでは済まない。

だから、夢物語みたいな内容になってしまう。
映画館の小劇場を救うのは難しい…これが時代の流れか…。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)