「本作は北川景子の女優としての転換期になるに違いない」キネマの神様 カメさんの映画レビュー(感想・評価)
本作は北川景子の女優としての転換期になるに違いない
個人評価:4.0
夢を追う人たち。映画を愛する男。
虹をつかむ男や、キネマの天地のように、とても好きなテーマであり、心に沁みる。
映画の持つチカラを、とても真面目な作風で、またしっかりと地に足がついた演出で丁寧に描く。
コロナ禍で作られた本作。山田監督はこのコロナが映画界に与えた影響も、本作に刻み込み、映画人の役目も果たしていると感じる。
1950年代の映画を作る人達の息遣いが良くわかり、小津調の様な撮り方や、台詞の話し方など、心地よく見る事ができる。
また驚きなのは北川景子の素晴らしい演技。当時の容姿端麗で可憐な女優を見事に演じ、顔立ちがとても当時の女優とあっていた。
本作は北川景子の女優としての転換期になるに違いない。
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