「昭和感満載だが・・☆」キネマの神様 ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和感満載だが・・☆
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志村けんの死去により延期され、沢田研二に代わりに また延期され・・
山田洋二監督による松竹映画100周年の作品とのことだったが、正直 懐かしさよりも
古さを感じてしまった。
沢田研二の演技に期待していた訳ではないが、前半の脚本を棒読みする感には
まいった。
他の方がコメントされているように、宮本信子もどうしちゃったの??というくらいの
雰囲気だし かろうじて小林稔侍が何とかやってた。
主役3名の若かりし頃のエピソードは面白く、撮影所の様子も監督自身のおそらく実体験
をもとに再現されているようで、楽しく鑑賞出来るが、菅田将暉演じる若いゴウが
撮影を投げ出してしまうのには、ないだろう・・と感じ。
でも、北川景子、永野芽郁の二人の存在は魅せた。
特に北川景子は、本当に美しくて素敵だった。
誕生パーティーでごちゃごちゃ言われていた野田洋次郎も、やはり朴訥な青年を
上手く演じて、あんな炎上で駄目にならずこれからも色々な作品に出演して
欲しいと思う。
・・・それでも、古さを感じるのはゆがめない。
山田洋二監督は、寅さんの頃から人情味たっぷりの好きな監督だが
時代はあまりに早く移り変わってしまった。
沢田研二が孫とともに、「キネマの神様」脚本でシナリオの賞に応募するあたりから、
後の物語が読めてしまう。
受賞後の祝賀会で、彼が「東村山音頭」を踊り出した時は、もうやめて欲しいと
思った。
志村けんが演じていたら、どうだったろうか・・
それでも、あまり変わらないのではないだろうか・・
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