「映画製作会社の意思を知れ。」キネマの神様 khanibalさんの映画レビュー(感想・評価)
映画製作会社の意思を知れ。
周年記念作品として、満を侍した作品を製作するのには、コロナ禍は大敵となったのだろう。
松竹も東宝も、東映だって、「周年記念作品」を発表してきたが、こればっかりは「コロナ禍なんで延期です。」とはいかない。101周年にはならない。
作り手の会社としての意地もあったろう。どんな時代でも、出来得る映画を撮ろうと頑張ったのだと感じてやまない。
役者の演技がどうのと批評するが、松竹の俳優部の役者で、映画が充分成立する時代が再来していることに、気づいているのか?
この50年で、映画の中で役者を含む後進の育成を積み上げてきた松竹映画に一定の敬意を表したい。
そして、50周年記念作品が「キネマの天地」であって、100周年が本作だったという映画の歴史のバラストを、150年目に再度敷き詰め直し、時間をかけて記念作品を世に出して欲しい。
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