「好きな映画」キネマの神様 -さんの映画レビュー(感想・評価)
好きな映画
酒、博打、女と三拍子揃ったどうしようもない男。昭和の時代によくいたなぁ。そしてそんな男を放っておけない女も。
自分では淑子を幸せに出来ないと1番分かっていたのもゴウ本人で、だから、淑子を本当に大事に思っていたからこそ、信頼出来るテラシンにまかせて身を引こうと思ってたんだろうな。
なのに淑子の気持ちを知り、もう自分を抑えられなくなり…
この気持ちの揺らぎを菅田将暉が実に上手く自然に演じている。そして、永野芽郁ちゃんが可愛い。予告にもある1番好きなシーンです。
そしてここから淑子の運の尽きとゴウの運の全てが始まるんだな。(うたかた歌)
晩年のゴウはもうどうしようも無いクソ親父で 笑
でも何か憎めない愛嬌がある。これはスーパーコメディアン志村けんさんが演じるはずだった難しい役どころ。
それを大スター沢田研二が実に旨く演じていた。まるで志村さんが乗り移っていたのかと思うほどに、志村けんさんを感じる場面が多々あった。
一見の価値あり。面白くて泣ける映画です。
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