「酷すぎる、主題歌がなければ星0」キネマの神様 まっしーさんの映画レビュー(感想・評価)
酷すぎる、主題歌がなければ星0
原田マハさんの原作を読んだ上で鑑賞。
また、RADWIMPSと菅田将暉が好きなため、前々から期待をしていた。
結論から言って、役者の演技が不自然で、話の流れも退屈。今年見た中で一番期待を裏切られ残念な作品となった。
菅田将暉とリリーフランキー、永野芽郁、北川景子の4人はさすがの演技力だが、他は見ていられなかった。
現在シーンの、ほぼ全員、そして好きだが野田洋次郎も明らかに変な言葉、言い方。
なぜ家族に敬語?不自然すぎる。全体的に棒読みに近いと思ったが、これは作品の特徴なのか、それとも失敗か。個人的には大失敗。
また、原作は現在が主軸のところを、出演者に若者を取り入れて、主役が志村けんさん→沢田研二へ変更になったことで過去の回想と半々になっているため、軸がない。
原作を知らない人であればまだ、楽しめるかもしれないが、原作のような引き込まれる展開、共感して応援し、ともに感動するところは一切なかった。
映画で泣きやすいタイプだが、全く泣けず退屈だと感じた映画は久々。
唯一良かったのは、主題歌の「うたかた歌」。これが流れた瞬間、野田洋次郎の声と歌詞に涙が流れた。
この歌は原作にも、そして聴く人にも通ずるものがある。
全体を通して、松竹映画100周年でこれは、あかんやろ、というレベル。
棒読みのセリフ、どっちつかずのストーリー、無理矢理の芝居、残念。
原作通りの映画化を望む。原田マハさんに失礼。
原作は知りませんが、笑い、感動、泣けるシーンが程よくあり時間があっという間に感じる程に良い映画だと思いましたよ。
腕時計の付箋とかのように、チラッとみせて視聴者に伝えさせるテクニックとか全てに関して最高でした