「トンカツもフロアもホシもアゲアゲ」とんかつDJアゲ太郎 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
トンカツもフロアもホシもアゲアゲ
2020年映画館鑑賞108作品目
2020年10月31日現在
原作未読
アニメまだ鑑賞せず
原作とはまるで違うらしいがそんなことは重要ではない
何から何まで同じじゃないと許せないなんて頭が硬すぎる
面白ければなんでもあり
面白い映画楽しい映画
一席開けて隣の女子がノリノリでリズムに乗って座りながら踊り出すイカした映画
『豚がいた教室』で全く目立たなかったあいつがDJでアゲアゲ
豚に縁があるね
ダンスも上手い
山本舞香めちゃくちゃ美人
円山町の跡取り息子4人組盛り上げ役最高
師匠のオイリー伊勢谷は売れっ子なのに金遣い荒いせいかアパートを追い出され渋谷の旅館に転がり込んでちゃっかり引越し
なぜかVHSなぜかテレビデオ
伊藤健太郎は意外と出番が少ない
伊藤沙莉はもっと少ない
クライマックスで盛り上がるけど表彰式で盛り下がる
娯楽作品としては及第点に達していることは間違いない
でもたしかに物足りない
原作を知らない人にはこの程度で十分かもしれない
初心者の入り口としてこの作品を観て今度は原作を読んでもらえたら原作者としてはその喜びに勝るものはない
いきなりライトなファンにDJやとんかつの高度な知識をひけらかされてもどうかと思う
続編ありきで作ったんじゃないか
中村錦之助主演の宮本武蔵5部作に例えるならまだまだ吉岡一門や佐々木小次郎との決闘が無い第1作
それも数々の不祥事で計画が頓挫しオジャンってところかもしれない
これにめげずに今度はテレ朝の土曜ナイトドラマか
そしてアメトーク「僕たちはとんかつDJアゲ太郎芸人です!」
原作愛読者には向いていない
読者を増やすために出版社側が宣伝として映画制作を働きかけたのであって従来の読者のために作ったわけじゃないのは明らか
だから漫画好きの大人たちはこれに限らず漫画原作の映画を高いお金を払ってまで映画館で観るべきではない
漫画好きのためだけに映画があるわけではない
好きな出演者が出ているから観たっていいしむしろそれが普通だしそれを汚い言葉で罵倒するような人は絶対に良くない
攻撃的で気が強いオタクが敬遠される要因の一つかもしれない
罪なき者のみ石を投げよ
伊勢谷友介
伊藤健太郎
ブラザートム
過ちを犯した3人に愛を込めてホシ3つ