「自分の気持ちの整理のために書きます。」とんかつDJアゲ太郎 Yoshikageさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の気持ちの整理のために書きます。
なぜ、私はこんなにも腹立たしいのだろう。
非常に不思議でした。確かに原作をないがしろにしている映画ではあるのですがそんなもの今日び全然珍しくありません。むしろ大多数はそんな映画ばかりです。
鑑賞前は期待せず、原作とは別作品と思いながら観てみよう。そう思っていました。
でもダメでした。
この映画は面白すぎたのです。
面白く、楽しく、悲しく、辛い。
感情を動かされてしまいました。
(若干誇張表現です、実際はそこまで感動していません)
僅かな感情の起伏に原作ファンとして看過できない要素がびっしりこびりついてしまったのです。
結果私は初めてここにレビューを書くこととなりました。
この映画は面白い、何も知らずに見れば。
しかし原作ファンはダメ、ネタにもできません。
この映画にはそれほどのエンタメ性と原作の冒涜が詰まっています。
非常に楽しい音楽と映像、チープながらも一貫のあるストーリー
実写化映画の中でも上位の方だと思います。
だけどダメ、とんかつとDJは恋愛の道具じゃないし、ましてや片方が挫折したときの逃げ道でもないのだから。
映画の評価は思ったより良かったの★3.5
そして原作をないがしろにされた★−5億
そんな評価が頭の中でグルグル混じっております。
面白ければ何でもいいだろうと思われるかもしれませんがそうではないのです。
やはり原作破壊は傷つき、悲しいです。
書いていて気分が落ち着いてきました。
結果的にいろんな感情が呼び起こされていい映画体験だったかもしれません。
原作を読んでいない方にはオススメです。チケット代相応の楽しさです。
原作履修済みの方は並々ならぬ覚悟を持って挑んでください。
観終わって楽しかった方、苦しかった方は感想を言い合いましょう。ただし誰かを傷つけ無いように気を付けて…
このレビュー最後まで読んでくれた方がいらっしゃったらお疲れ様でした。
それでは。