「求めるものがしっかり入っていた」ブラックアダム さささんの映画レビュー(感想・評価)
求めるものがしっかり入っていた
こういった作品に何を求めるか?は人それぞれだが、ある程度の人にとっては求めているものが求めている形でしっかり入っているだろう。
求めているものが明確である場合、予想を裏切る展開ではなく、ちゃんと予想通りであることが100点満点だと思う。
王道を「普遍的に求められているもの」と捉えるか「過去になんかよく見たことあるやつ」と捉えるかで違いがあるが、そういった評価の別れ方はするかもしれない。
あと「求められているもの」以外への雑さがスゴい。
すっぽ抜けているのではなく「雑」なので、本当はこういうところも細かく描いた方が物語の厚みが増すのは分かってるけどそんなことすると醍醐味を損なうからすっ飛ばすよ!!
みたいな気配が感じられた。
細やかな人間描写や心理描写、人間関係や恋愛描写、予想を裏切る展開を求めると、ちょっと違うかもしれない。
自分がこういった作品に求めるものはそういうのでは無いな、と言う人は期待通りのものが見られるかもしれない。
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