劇場公開日 2022年12月2日

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「【”5000年の眠りから目覚めし、復讐を誓った破壊神がヒーロー集団と出会い辿り着いた境地。”ドウェイン・ジョンソンの魅力がテンコ盛り作品である。ジャウム・コレット=セラ監督作品に外れはないのである。】」ブラックアダム NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”5000年の眠りから目覚めし、復讐を誓った破壊神がヒーロー集団と出会い辿り着いた境地。”ドウェイン・ジョンソンの魅力がテンコ盛り作品である。ジャウム・コレット=セラ監督作品に外れはないのである。】

2022年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

幸せ

ー 全編、VFXをこれでもか!と使いまくったスーパーアクションムービーである。「バーフバリシリーズ」を少し思い出してしまった程である。
  それにしても、ドウェイン・ジョンソンのムキムキ筋肉の身体があってこその、強烈なブラック・アダムの存在感が増している事は、間違いないであろう。
  そう、この映画には、ドウェイン・ジョンソンの魅力がテンコ盛りなのである。
  序盤に、息子を殺された復讐心に燃えたブラックアダムが、次々と建物を破壊し、インターギャング達を斃して行くシーンで流れた、ローリング・ストーンズの”Paint It Black"が大音量で流れた時は痺れたなあ。-

◆感想

・強いんだか、弱いんだか良く分からないブラック・アダムを抑えきれない、JSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)が、前半登場した時は”大丈夫かなあ・・”と少し、心配したが、ドクター・フェイトを演じたピアース・ブロスナンが、きっちりと立て直してくれた・・。

・今作の構成はシンプルで、悪逆非道なカーンダックのアクトン王に奴隷にされ、子供や妻を殺されたテス・アダムの復習物語である。
ー 故に、余り難しい事を考えずに、ジャウム・コレット=セラ監督が作り出すVFX満載の世界観に浸ればOKである。-

・サバックの王冠を巡る攻防や、アクトン王の末裔、サバックとブラック・アダムの戦いも面白い。

<何より、復讐心に凝り固まっていたブラックアダムが、JSAが必死にアクトン王の末裔、サバックと戦う姿や、王冠を死守するアドリアナの姿を見て、真の悪サバックを斃すシーンは留飲が下がった作品である。
 繰り返し書くが、今作はドウェイン・ジョンソンの魅力がテンコ盛りなのである。
 ラストのあのシーンを観ると、マダマダこの作品が続く事は間違いないであろうなあ。
 いやあ、すっきり爽快、破戒衝動を満たしてくれること間違いなき作品でもある。
 ジャウム・コレット=セラ監督、娯楽作品とは何ぞやという事を、分かってるなあ。>

NOBU