「スノッブ専用」ザ・ルーム Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
スノッブ専用
どれ程有名なのかは知らないけれど、未体験ゾーン追加作品で、コメディとしてつくられた訳ではないのに、絶妙な出来の悪さがコメディの様になってしまった作品と認識して初鑑賞。
先ず、そもそもがそういう作品ではないけれど、それを楽しむという邪な作品だし、それは判って鑑賞したので自分もスノッブです。
その上での自戒も含めた否定的意見であり、あくまでも個人的見解です。
もし、ご自身の感想を否定されるのが嫌な方、レビュータイトルや☆の数にモンクつけてやる!と意気込む方は、以下は読まないで退場願います。
万一反駁されても一切応える気は御座いません。
さて、面倒くさい布石を打たせて頂きましたが…
公開2日目、6割ぐらいの客入り。
今作絡めた広告Vから始まり既に劇場内に小笑い発生。
昨日みたのか?以前から今作を知っていたのか?笑いどころが判らない。
そして本編が始まり、一応悲恋を描いたマジメな作品だけど、確かに間もリアクションもズレているというか、すっとぼけているというか、苦笑もののシーンの連続で映画としてはグズグズだし、それが最初から最後までで、酷すぎてニヤけてしまうところも多々あったのは理解しました。
しかしながら本当に最初から最後まで、客席がまるでラフトラックかの様な笑いに包まれていて自分はずっとドン引き。
人の笑い声による相乗効果もあるだろうし、確かにズレていたけれど、本当にそこまで面白かったの?
笑っとけば、というか笑い声出しておけば間違いないと思っている人が8割ぐらい居ませんか?
皆さん映画通の方達ばかりの中で、センスのない自分は場違いだった様です。
大前提として、これを映画館で見る醍醐味として、物を投げたり、決まった所でヤジを飛ばしたりする事ですね。
部屋で1人、ロッキーホラーショーを観ても楽しめないのと一緒かな?
日本人にはその気質そのものがないし、知識も浸透してないので、観るのはさぞかしお辛かったでしょう。お疲れ様です。