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「色々と振り返りたくなる多感な時期」47歳 人生のステータス J24さんの映画レビュー(感想・評価)
色々と振り返りたくなる多感な時期
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主人公のブラッドは大学進学を控える息子トロイと大学見学や面接等を目的に息子と2人で旅に出る。
ブラッドは非営利を目的とした事業を行なっており、
47歳となった今、学生だった頃を振り返りその時共に時間を過ごした友人知人などの現状と自身とやたら比較し自分を卑下してしまうような生活を送っている。
知人らは著名人になってる者もいれば自家用ジェットを持つ者、もうすでに引退して自由に暮らしている者もいる。
彼らの存在が気になる事もあってこれまで連絡を絶っていたのだが息子の大学絡みの件で連絡を取らざるを得ず数年ぶりに彼らと接する事となる。
ただ接する事でまた卑屈になってしまうブラッドの姿を楽しめる作品であった。
僕自身はまだまだブラッドの年齢には程遠く、現時点でもあまり学生時代の友人知人らと比較したりそれによって自分を卑下するような経験はないがまぁでもこの作品を見ていて分からなくもない様な、どこか少しは共感できる部分もあったかな。
他人の幸せや成功って外から見ると確かに時には羨ましく思う事がありそれが故に自分と比較し自分を卑下してしまう経験はもちろんゼロではない。
ただこの作品でも描かれている様に他人にはない幸せを自分にも沢山持っていてそれに気付き、その幸せを大切にする事が人生なによりも幸せな生き方なんだろうってのを改めて実感させてくれ作品であった。
エンドロールでトロイがまさかのストリートミュージシャンとなっていた。とても興味深い終わり方であった。
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