「汚れた企業」ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 ヨークさんの映画レビュー(感想・評価)
汚れた企業
事実を映画化した作品なだけに重く、地味な印象ではあるけれど、圧倒的大企業に立ち向かうひとりの弁護士をリアリスティックに描いている点に価値を感じます。
脅されたり罠にハメられたりしてスピーディーでスリリングな構成にすることも出来たと思うし、その方が商業的にはウケるのにそうしなかった。あくまで事実に基づいた物語。そういう意味ではノンフィクションに近いものを感じる映画でした。
巨悪に立ち向かう男を分かりやすいヒロイズムで描かなかったのがアメリカ映画らしくないけれど、そこが良いと思える作品。
その分、地味。地味だけどね。
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