「思わず握り拳でティムロビンスに同化」ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
思わず握り拳でティムロビンスに同化
「MINAMATA」に続く公害訴訟映画を観たけど、アメリカでは俳優が先導してこういう映画を作っているのが素晴らしい。配役も豪華過ぎて「え」となったのには訳があるのだと思う。
デュポン、テフロン、そうか、こんな俺でもテフロン加工は知ってるもんな、そして巨大企業に揉み消されている悪行はもっともっとたくさんあるのだろう。やっと公開された本作で、とにかく体制側のやり口の卑怯さは万国共通なのだと思った。とにかく被害者側の精神的苦痛を強いるやり口に長けているのは時まさに年末の自民党安部政権下の卑怯極まりないケツのまくり方をみているから握り拳に力が入る。牛飼いのおっちゃんの「犯罪じゃないか!」やティムロビンスのやったれ!宣言に目頭が熱くなる。
そしてこれをトッドヘインズというのが意外だけど、きっと彼も黙ってられなかったのだろう。心意気の映画だと思う。どこで終わるかと思ったら、、ラストカットも鮮やかでした。
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