劇場公開日 2021年12月17日

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「時の流れに身をまかせなかった男」ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 ソルトさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0時の流れに身をまかせなかった男

2022年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

信念の弁護士の話。
ネタバレになるし、一企業とアメリカにおける環境汚染の問題となると、根は深い。

レビューは書かなかったが、「ドント・ルック・アップ」という映画と前後してみたわけだが
旧態依然の本作と、コメディー仕立てで権力を揶揄する「ドント・・」では、どちらが問題の
本質により斬り込めたかは、早計に結論は出せない。

<企業も人なり>と弁護士間の話に出てくるが、つくづく弁護士という仕事は二律背反性
が強いですね。企業側にたつか原告の側なのかで、その人間性まで判断されやすい。

私はどちらも人の行う事なのだから、「愛」をもってお互いが助け合えばと思いますが、こと
社会の中では、信念を裏切ることもせざる得ない。だから弁護士がどうのというより、まずは
人を幸せにする行為なのかを基本に働いて欲しいと思いますね。

貴方は時の流れに身を任せる側か、信念に生きますか?

ソルト