「組織は全て悪い」ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 SSYMさんの映画レビュー(感想・評価)
組織は全て悪い
公害を扱った映画は「MINAMATA」に続いて今年二本目。こっちのほうが完成度は断然高い。
家荒らしや放火はMINAMATAでもあった。どこの世界でも大企業のやることは変わらんなあ、と思う。
チッソにしろデュポン社にしろ、そこに務める社員ひとりひとりは「善良な」一般市民なんだと思う。
だが、組織という巨大なものの中に組み込まれると人間性を失い、平気で汚染物質を垂れ流したり、悪どいことをしだす。
我々も、消費者としてそういうメーカーの商品を知ってか知らずか使い続ける。
大企業に囲い込まれた現代社会で、何の力も持たない一般市民にはどう抗う術があるのか。
そういうことを考えさせられる。
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