「あり得ないをここまで高めると逆に傑作」名探偵コナン 緋色の弾丸 よっちゃんイカさんの映画レビュー(感想・評価)
あり得ないをここまで高めると逆に傑作
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コナン映画は3年前から見始めたにわかです。
原作に関しては50巻あたりで止まってる。
テレビアニメは昔見ていた程度。
3年前からコナン映画を見始めたクチなので、アクション満載の展開には慣れたもの。というか、昔をあまり知らない。
一応過去に一通り見た記憶はあるが天空の難破船で一旦止まったはず。
さて、以上のことが前提としてあって今回の映画だが、正直ぶっとびすぎ。
いくらなんでも最後のあの事故で誰1人死傷者を出さないコナン君超人すぎるやろ。と笑ってしまった。
後トンネルの入り口から撃った弾丸が高速運転中のリニアに追いつくなんてのも理論上は可能なのかもしれないがあまりにも現実離れしていてそこでもギャグを感じてしまった。
ただ、お話の構成としては吉兄と哀ちゃん・世良さんそれぞれにそれなりの見せ場が用意されていて内容はともかく途中の「どうなるんだ?」というドキドキ感は健在。
コナン映画が再び話題になり始めてから年々上がっていったスケールがついに限界突破してしまったなといった感が少しした。
特に本作はレギュラーキャラ以外のオリキャラが少ない為正直犯人の意外性が薄かったのも痛かったかも。
コナンくんに訪れるピンチをどう切り抜けるかに焦点があって肝心の事件のテーマ(司法取引や復讐心等々)がブレてしまったきらいもある。
次回は事件の深みにポイントを当ててみては。
とはいえ、本作もエンタメ性は抜群。
熱心なコナンファンの方はわからないが、家族等で盛り上がるには十分な映画。
僕自身も楽しい2時間だった。
最後に付け加えるとこの路線のコナン映画僕は好きです。
主題歌の歌詞が本作のテーマにピッタリとマッチしていてそこが一番鳥肌が立ったかも。
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