「正義感の強い刑事の頑張りが軸のポリス・サスペンス」21ブリッジ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
正義感の強い刑事の頑張りが軸のポリス・サスペンス
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青島刑事の名セリフ、「レインボーブリッジ封鎖せよ!」ではないが21ブリッジはマンハッタン島にかかる橋の数、要するにマンハッタン封鎖ですが、タイトルにするほどの意味はありませんね。
正義感の強い刑事の頑張りが軸のポリス・サスペンス。見どころはアクションでもありますが主人公のキャラクターでしょう。一応サスペンスなのでプロットは観てのお楽しみに・・。
映画は主人公の子供時代、警官の父親の葬式からはじまります、涙を流す少年の顔がアップ、長じて彼も警官になりますが彼の持つ並々ならぬ不屈の正義感の源から描いているので自然と共感を抱けます。それでいて、やたらと犯人を撃ち殺すので内部監査にかかる様子を見せて観客に、ひょっとして暴走警官?とバイアスをかけるなどキャラクターの見せ方が秀逸です。
麻薬マフィア対NYPDの戦いというより警察官の処遇を巡る社会派サスペンスに寄せているのが評価の分かれるところでしょう、LAコンフィデンシャルなど、古典的テーマですね。
ブラックパンサーなどタフでならしたチャドウィック・ボーズマンさんでしたが43歳、ガンで亡くなりました、本作は本国での生前公開、最後の映画になったそうです、ご冥福をお祈りいたします・・。
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