「闘病中とは思えないアクション」21ブリッジ keytonさんの映画レビュー(感想・評価)
闘病中とは思えないアクション
『ブラックパンサー』で主演を演じたチャドウィック・ボーズマン最後の作品。舞台はアメリカ・ニューヨーク、正義に燃える黒人刑事のデイビスは酒屋が隠し持っていたコカイン40キロ盗まれる事件の捜査を開始する。同時に犯人は現場から逃走する時、警察官を8人殺していた。かつてデイビスの父親も警察官であり、なおかつ犯罪者に殺された過去があった。
警官殺しに執念を燃やすデイビスは犯罪者を確実に捕まえるために、「マンハッタン島を全面封鎖する」という大胆な作戦を始めるが、捜査を進める過程である”秘密”を知ってしまう。
本編が99分という短い映画でしたが、事件が起きたときから最後まで気の抜けなかった時間でした。アクションや事件の捜査方法がリアルで、チャドウィック氏も夜間パトロールに同行し徹底した役作りをしたのも納得でした。この映画を観ているとデイビスを取材するカメラマンになった気分でした。
作中では現代にはびこる差別や蔓延する薬物といった社会問題について考えさせられた映画でした。
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